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フムフィナの仕事前編/滅世の城

 どうも皆さん!極北吸魔全帝国にいる吸血鬼族のメイドフムフィナです。

 初めましての方もいらっしゃるようですね。さて、今回は私たちメイドの仕事についてご紹介しますよ!

まずここについてもう一度説明しておきますね。ここはウイーラドの極北にある極北吸魔全帝国です。ここには人々にはいないとされている吸血鬼が生息している国です。

 これでいいですか?私忙しいんでそろそろ仕事の説明したいんですが………

 あ、もういいですか?わかりました。それでは私の仕事をご紹介しますね。

 まず私たちは皆さんの時間で言うと朝の5時に起きます。これがメイドの起床時間です。ですが私は女王陛下直属のメイドなので朝の4時に起き5分で寝間着からメイド服に着替えて髪の毛を梳かしてキッチンで朝ご飯を作って10分で食べ女王陛下の部屋の前に行くんです。そして女王陛下が起きたら私が部屋に入って女王陛下にこう言うんです。


「おはようございます。女王陛下」


 え?なんですか?私の笑みが虚飾の笑みに見えるんですか?そんなわけないじゃないですか私の笑みは純粋な笑みですよ。女王の前ではね。

 あ、それと今日は女王陛下の付き添いをする日なのでそこんところよろしくお願いします。


「おはよ~。フムフィナ。こっちに来なさい」


「は、はい」


 なんでしょう?女王陛下が私を珍しく呼びました。なんでですかね?


「!じょ、女王陛下?」


「やはりかわいいな。フムフィナは。顔を見せて」


「は、はい」


 な、何でしょう?なんで女王陛下が私を愛でてるんでしょう?どういうことですか?


「さて、フムフィナを愛でたところで起きるとしますか。」


「あ、はい。」


「フムフィナ、今日は国の役員での会議があります。そのためあなたには私の補佐にまわってもらいます。いいですね?」


「はい、わかりました。女王陛下。では朝食をお持ちしますのでお待ちください」


「あ、よい。今朝は食堂で食べる。」


「え?よろしいんですか?」


「ああ、」


「わかりました。それでは部屋の前でお待ちしますので着替えてください」


「わかった」


 まさか女王陛下がこの部屋で料理を食べずに食堂でお食べになるとは。

 え?女王って部屋でご飯食べるの?ですか?そうですよ。エメナファス女王はお部屋でご飯をお食べになるんです。

 お分かりいただけましたか?


「フムフィナ待たせたな。」


「あ、女王陛下。それでは食堂に参りましょう」


 私たちはのんびり歩いて食堂に行った。


「女王陛下、料理はどうされますか?」


「う~ん、じゃあオムレツセット」


「了解しました。女王陛下」

 

 女王陛下がオムレツセットを頼むなんて!意外です。女王陛下と言ったらいつも結構おいしくてカロリーが高い料理を頼まれるのに。

 まぁよいです。とりあえず頼みましょう。

 そして私はオムレツセットを頼みそれが出来上がると女王陛下に渡した。

 

「お待たせしました。女王陛下」


「ありがとう。あ、それとさっきポルユルミドが来てねフムフィナを呼んでたよ。」


「え?なんでですか?」


「なんかあったんだろうね。とりあえず行って来れば?私は大丈夫だから。ほらさっき作った吸血鬼ちゃんたち居るし」


「あ、それでは行きますね」


「行ってらっしゃい」


 女王陛下はふたりの名前のない吸血鬼を両サイドに置いていた。

 皆さんすみません私ポルユルミドになぜか呼ばれたのでここの案内は終わりにします。ごめんなさい。

 それではまた会いましょう!

                     *


 城ってやばいな~。俺は今滅世家の城にいる。超豪華!


「戸島殿、間もなく殿下の間です。」


「あ、はい。」


 殿下の間って何?どんなとこ?わかんない。

 俺たちは豪華なふすまがある前で止まり滅世さんがふすまの隣にあったひもをみっぱるとふすまが開き中にいた人が告げた。


「我らが主滅世 晴星鬼様とその妹明天鬼様とお客人戸島 大魔様のおな~り~!」


 え?何その言葉。


「魔大さん、魔大さんこれはあたしたちの家に伝わる当主などが入室するときに使われる言葉です。笑ってしまうかもしれませんが笑わないでくださいね。伝統なんで」


「わかりました。」


 伝統なんだ。知らなかった。っていうかさ。さっきの言葉昔本で見たことある気がするんだよね。もう、わかんない。


「戸島殿。ここが殿下の部屋です。とりあえずそこにある椅子に座っていただけませんか?」


「わかりました。」


 俺が指定された席に座ると二人が俺の向かいにあった席に座りこの部屋にいた人(狐)たちが去っていった。


「さて、戸島殿わたくしたちはあなたを守護するために主君様より遣わされた者です。故に貴方様自身について話していただけますか?」


 そう来たか。はぁ~どうしようかな?本当のこと告げるか。


「わかった。」


「ありがとうございます」


「じゃあ話すぞ。俺は魔法師だ。」


「ま、魔法師?」


「兄上魔法師って確か滅世家先代がこの世界に来ると予言したものですよね?」


「そうだ。と、いうことは戸島殿あなたは別世界の人ということですか?」


「ああ、そうだ。俺はこの世界出身の人間じゃない。あ、あとこのことはほかの人に言わないでくださいね」


「わかりました。戸島殿。で、魔法師というのは何ですか?」


 それを聞くか。まぁ答えてやるけど。


「魔法師っていうのはな。魔法この世界で言う術を使う人でな言ってしまえば陰陽師だな」


「そうなんですか。陰陽師。戸島殿は陰陽師なんですね。」


「う、うんそうなるね」


「なるほど。では陰陽師同士あそびましょう!」


 え?なんでそうなるん?おかしくない?

 何が何だかわからないまま俺たちは遊びことになった。本当になんでそうなった?


フムフィナが城内を案内してくれると思っていたのに何か大変なことがあってどこかに呼ばれましたね。どこに呼ばれたんでしょう?そして後半は大魔サイドです。大魔は滅世家の城にお邪魔し大魔の正体がばれましたというか教えました。大魔はどんな意図でそのことを告げたんでしょう?

 では次回もお楽しみに!!!!!!

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