When the dragon of destruction comes
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イクサクイーたちがいた魔界。今ここでは滅暗竜を復活させる儀式が行われていた。爪痕が描かれている服を着た者たち(10人ぐらい)が円状になり呪文を唱えている。そこに一人だけ剣を持ったものがいる。そのものは円状になっている者たちにこう告げた。
「間もなく我らが神が復活なされる。さぁお前ら天にいや地に願え我がの神の復活を」
「ははー」
剣を持った男が言ったことに対しほかの者たちは座り込み魔力みたいなものを復活させるための道具に注いだ。するとそれの周りに魔法陣が出現し復活させるための道具はひび割れとうとう消えてしまった。
「何?どういうことなんだ。なぜ消えたんだ?あり得ない我らは祈りをささげたはずだぞ我が怠惰だったのか?いや違う、違う違う違うちがーう!誰ががやったんだそうだきっとそうに違いない」
「いいやお前は成功したんだ。我が配下よ」
突然かっこいい声が空から聞こえてきた。その声にそこにいた者たちは思わず涙を流した。剣を持ったものは剣を地面に置き号泣しながら言った。
「おお、我らの思いは通じたのですね。見よお前ら我らが神は復活なされた。さあそのお姿を拝見させてください。」
「それは不可能だな。今俺は霊体という感じだから肉体がないもの同然なのさだからお前らのところに行くのは無理だな」
「そんなことはございません。さぁあれを持ってきなさい」
「よろしいのですか?あれは取っておくはずでは?」
かっこいい声の者が言うと剣を持ったやつはさっきで円状に並んでいたものたちにあれを持ってこさせるように言うとその者たちは言われた通りのものを持っていた。
「ほう、これはイクサクイーとかいうものの死体か?」
「そうでございます。これぞイクサクイーの死体です。ではこの中からあなた様に会う体をお選びください」
かっこいい声の者が言うと剣を持ったやつはイクサクイーの死体のほうを指し言った。すると空から紫色した光が飛んできてイクサクイーの死体全てを飲み込んだのだった。
それからほどなくしてイクサクイーの死体があった場所に一人の男が立った。そう、この者こそ世界を滅ぼしかけた滅暗竜その人である。滅暗竜は黒い服を着ていてまがまがしいオーラを放っている剣を腰に添えている。ちなみに服には竜のしっぽと思える絵が描かれていたり返り血のようなデザインが入っていたりまさに極悪という感じだった。
そして滅暗竜は剣を持ったやつに近づきこう告げた。
「おいお前ここはどこで今はいつだ?」
「はい。ここは魔界で今はイクサクイーが滅ぼされた世の中であります。」
剣を持ったやつががちがちに言うと滅暗竜は右手を剣を持ったやつの額に当て何かを吸い取った。
「ハッハッハッハ。なるほどな。これは面白い。いいねぇ最高じゃないか。おいお前ら。お前らはここで俺に殺され死ぬんだ。俺が直々に殺すんだ。光栄に思え。滅邪鎮魂歌」
「うぉ~」
滅暗竜が魔法を発動すると10秒もしないうちに周りにいた者たちは消え滅暗竜だけになった。そして滅暗竜は頭に手を当てながら笑った。
「ハッハッハッハ。愚かだな。まったくあいつらは愚かだ。さ~て俺はイクサクイーを滅ぼした奴のところにでも向かおうかな。空間破壊」
そして滅暗竜は大魔がいる世界へ向かったのだった。
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ふぁ~あ今日もいい天気だな。
おはよう。俺が今いる世界は朝そして今日は晴れている。これはいい一日になりそうだ…って言ってる場合じゃあねぇなこれ。この不思議なオーラってまさかうわさに聞く滅暗竜か?
俺は魔力探査を起動させた。するとウイーラド南部にまがまがしい魔力を見つけた。俺はつづけて千里眼を使いその様子を見たするとそこには黒い服を着た男と冒険者組合の人たちの姿が見えた。そして10秒見ていたらその人たちは倒され地面に転がっている。俺は千里眼をきりモデルティたちに報告しようと思い着替え外に出ようとした。その瞬間ウイーラドに大きな映像が映し出された、そこに映っていたのは滅暗竜だった。滅暗竜の映像はホログラムと呼ばれるものでこう告げた。
「哀れな人間諸君。俺はこの世界を破壊しかけたとされている滅暗竜である。俺はこれよりこの世界を破壊する。なのでお前らには死んでもらう。俺を止めたければ好きにするがよい。だがそれは無に等しいのである。さぁどうするか弱気人間どもハッハッハッハ」
そういうと滅暗竜と名乗った男の映像は消えた。それと同時に俺の部屋にライシャが入ってきた。ライシャは武器を装備し戦いに行く格好をしていた。
「どうしたライシャ。どこかに行くのか?」
「マスター。一大事です。滅暗竜が復活してしまいました。なので私は滅暗竜を倒してきます。マスターは会議室に行ってください。私はこれで失礼します」
俺が聞くとライシャは冷静な声で滅暗竜を倒しに行くと告げた。そして部屋を出ようとしたライシャを俺はライシャの腕をつかみとめた。
だがライシャは俺の手を振り払い外に出ようとしたので結界を張った。ライシャは結界が張られたことに気づいたらしく俺のほうに来てこう告げた。
「マスター今すぐ結界を解除してください。」
「いやだが。なぁライシャお前がやつと戦って勝てると思っているのか?あいつはお前より強いと思うぞ」
俺がライシャを説得しようとライシャにやさしく言うがライシャは首を横に振った。
「ダメなんですマスター私がやらなきゃいけないんです。いいえ私たちが。もうマスターには迷惑かけたくないんですよ。マスターは竜魂を集め天災級モンスターと戦い美徳の使いや大罪の使いと仲良くなったりし、イクサクイーがこの世界に来たり、そしてマスターはイクサクイーを滅ぼしました。なので今度は私があいつを倒す番です。私だけではありません。モデルティ様が作り出した兵士や美徳協会の隊員たちやチーラ様にテミス様などなど皆様が力を貸してくださるので私は平気です。ですからマスターいいえ大魔殿あなたは私たちの帰りを待っていてくださいませ。これは私だけでなくテミス様やチーラ様達からの命令です。」
「そうか、だが俺は従わない。俺は自分が生きたいように生きる。それだけだ。俺はお前らが戦っている中ここで怠惰に過ごしてろと言っているようなものだぞ。そんなのごめんだね。お前らが行くなら俺も行く。どうせ竜の方々も来ているんだろ。なら俺が言ってもいいじゃないか。俺だって戦わせてくれよ。な、お願いだライシャ」
俺がライシャに問うとライシャは泣きながらこう言った。
「ダメです。ダメなんです。マスターはここにいなきゃいけないんです。もし、マスターが滅暗竜との戦いで敗れてしまったら私たちは大いに悲しむでしょう。なので行ってはいけません。それにマスターがここにいるという気持ちがわきマスターのところにはいかせないというような力がわくと思うんです。なのでもう一度言います。ここで待っていてくださいね。 結界破壊」
ライシャが涙を拭き結界に手を当て呪文を言うと結界は崩れライシャはニコッと笑いながら俺の部屋を出たのだった。
滅暗竜が復活してしまいました。そしてライシャたちが戦いに行きましたね。大魔は来てはいけないようです。ちなみに町の人たちは地下に避難しました。地下といっても美徳協会の中ですけどね。次回は戦闘シーンだけになると思います。甘酸っぱいシーンはないかもしれませんね。あったとしても面白いのは作れないのですみません。
では次回もお楽しみに!!!!!




