魔法使える?
残念・・・。
異世界ものの小説が好きだったから、戻れないことが多いから不安になる。
「もちろん、戻れるわ。必要なら時々戻ることも可能よ。
精神的に負担が大きいことはわかるから。明日香の負担が少ないようにするわ。
依頼するのはこちらだから。」
「よかった。安心したわ。あと、魔法とか使える?」
せっかくの異世界あこがれるよ、魔法。
「もともと魔術の素質や魔力を持っていて使える人もいるけど、東の国では使うのは難しいわ。明日香自体が魔力を持っていないようだし、東の国では魔力素が少ないから。」
「魔力素?」
「魔力素は、魔力を補ってくれるもの。妖精が作ってくれるのだけど、魔力素を作れるハーブが少なくて魔力素が集まりにくいの。東の国のハーブは主に妖力素ができるハーブが多いわね。」
ファルの話によると、魔力と妖力では違っていて、
妖力素はまじないとか占いとかと相性がよく、物や人に対しての相性はあまりよくないそうだ。
ちょっとがっかり。
「あっ忘れていたわ。依頼が成功したら報酬も支払うわよ。
ただ働きはさせないようにいわれているし。」
「報酬?」
「そう報酬。」
「それは日本のお金ということ?金や宝石?どれにしても
高校生が普通に持っていたら怪しまれるし難しいんじゃない?」
「そこは、いらないとは言わないのね。」
「引き受けるのなら、それなりに時間かかりそうだしくれるというなら断らないよ?」
うん、お金は必要だしあって困るものではない。
「支払い方法や金額は、キャメリアが見つかってから決めさせてもらうわね。
大部分の支払いはキャメリアにしてもらうつもりだから。」
「キャメリア様怒らない?」
「大丈夫よ~。奮発させるわ。」
報酬が多いのはうれしいけどキャメリア様の星の住人に迷惑は掛からないのだろうか?
「それ、キャメリア様の星の住人に迷惑がかかるようなことはない?」
「大丈夫。星の住人に迷惑かけるなんてことはしないしさせないから。」
うふふと笑うファルの笑顔が黒い。見なかったことにしよう、うん。
報酬の事は、見つかってから考えればいいとして、
「何か、探す何か手掛かりのようなものはあるの?
写真なんてないだろうし警察のような大きな組織もないだろうし。」
「これをみて。」
ファルが差し出したのは地図。
日本とよく似ているけれど海岸線が違っている。
そして日本でいうなら九州の方に3か所ほど点滅している箇所がある。
「これは?」
「キャメリアの神力が感じられたところ。
盃に残っていた神力を利用して作ったからあまり精度がよくないけど。
それと写真代わりに似顔絵を渡しておくわ。」
渡された3枚の絵を見てみると、幼女・少女・女性と年の違う似顔絵が
「なんで3枚?」
「幼女と少女の分はたぶんいらないとは思うけど、
場合によっては幼い恰好をしている可能性もあるから念のためね。」
それから装備に必要なものなど話し合った。
地上のわからないことは使い魔が教えてくれるからといわれ、最後に天外人(異世界から来た人間)であることはできる限り秘密にするようにと言われた。
ちなみに使い魔との契約は、名前を付けて契約の印をつければOKだった。