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《過去の章》
わたしの両親は共働きで家のことは小さい頃からわたしがしていた。
そして、わたしには弟がいた。とても、とても可愛かった。なのにわたしはどこか嫉妬していた。
弟は何でもできた。努力家という言葉がすごく似合っていた。わたしは何一つ弟に秀でたものは無いと思っていた。
「お姉ちゃん、声きれいだね。」
わたしがお皿を洗っている時だった。
無意識に歌を口ずさんでいたら弟はそう言ってきた。
その数日後、弟は死んだ。
わたしは守れなかった。だからわたしには一つの呪いがかかった。
今でもその暗闇には弟の──────。
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