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プロローグ
ため息をついて教室のドアを開ける。
「ねえ、また“アイツ”来たよ?」
「ホントだ〜。何で来るかなぁ。そこにいるだけで嫌だよね〜。」
「あぁ〜!そんな事言っちゃダメだよぉ〜!“アイツ”が泣いちゃうよぉ〜?」
「『ママ助けてぇ〜!!』とか言ってね!!」
それから彼女達は盛大に笑った。あたしの前で…
この会話にはもう慣れた。毎朝繰り返される会話。
あたしをイジメ――シカトとか――に追いやった会話。全ては幼馴染みの李斗とのメールから始まった。
ため息をついて教室のドアを開ける。
「ねえ、また“アイツ”来たよ?」
「ホントだ〜。何で来るかなぁ。そこにいるだけで嫌だよね〜。」
「あぁ〜!そんな事言っちゃダメだよぉ〜!“アイツ”が泣いちゃうよぉ〜?」
「『ママ助けてぇ〜!!』とか言ってね!!」
それから彼女達は盛大に笑った。あたしの前で…
この会話にはもう慣れた。毎朝繰り返される会話。
あたしをイジメ――シカトとか――に追いやった会話。全ては幼馴染みの李斗とのメールから始まった。