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9.エピローグ


 “カラン…”という音を立てて店に入った。

 あれから佐知子はガールズバーを辞めてスナックで働いてるという。

 この店のはずだが、姿が見えない。

 私は顔に貼り付けた笑顔を絶やさぬよう注意ながら、佐知子の本名を言わないようにしながら、大切な人の消息を探ろうとした。

 カウンターの隅に身を小さくし、黒ずんだ肌を見せないように気をつける。

 店の者が近づいてこないので、ひび割れた声でビールを頼んだ。

 なぜか全身がむず痒い。

 尻の出っ張りに手を伸ばし、あんまり引っ掻くと血が滲んで瘡蓋ができるのに、などと反省しながら爪でゴリゴリと掻きむしることを止められないのだ…






 ― 完 ―

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