表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

導かれる物語

「ふーん。で、なんで俺の部屋に来たの?出動して終わりなら、問題なくない?」

「そうなんだけどさ。なんか『異臭』がしたんだ。酷く嫌な予感がした。あとは、そうだな。なんとなく、会いたかったから、かな」


照れ臭そうな顔。イケメンは様になる。写真を撮る気持ちがわかる。


クリスマスマーケット。キラキラした街にうっすら浮かぶシルエットにイケメン。


くたばれ。

僕にみせられても、ちっっっとも嬉しくない。


ただこいつの直感はまず外れない。

「物語」の始まりなことは間違いない。


怨恨か?それともなんだろう?


「そいつ、今どおしてる?」

「あ?とりあえず勾留中。10日後に保釈予定」


カチリカチリ。

視界の隅でピースがはまっていく。


「2枚の写真」は古ぼけたアパートメント。

もう一枚は、一部が消えたネオンサイン。


ショートムービーは果物籠。中にはダイヤの首飾り。

驚く学生のような二人組。身なりは良くない。


「そいつから奪った元カノって知ってる?」

「いや、全然覚えていない」


クズ野郎。ちっとは大切に扱え!

相手いない歴=年齢の全員に謝れ!


「だから、急いで会いにきた」

「とりあえず、彼女を探して」

「わかった」


そろそろ、帰るか。

あー、眠い。疲れたな。足が。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ