新旧自在に織り交ぜて……
こうして並べてみると、私の音楽感、それと同時に執筆活動が非常に深くリンクしていたのだと我ながら改めて思います。
新作やリメイクを作るときに、新しい曲を使うというルールは決めていませんから、先に挙げさせていただいた四人だけでも300曲以上のストックがあります。ほかの方も合わせれば千数百曲の中から自由に引き出します。
その中からキャラクターとイメージを合わせて使わせていただくという制作方法は小説としては特殊なものかもしれません。
逆にアニメーションという、今でこそ当たり前に認知されているものの、当時はどこか異質なものと白い目で見られていた……現実だけにとらわれない自由な表現をできる世界と早くからリンクしていた。
それが私の作品、そして同性異性に関係なく心境に深く入り込んでいけるキャラクターの作り方の種明かしです。
今回、文中に紹介させていただいた中には、すでに他界されておられる方、ご勇退されておられる方も含まれます。
また、曲名まで紹介しているものは、現在でもインターネット上で試聴が可能なものです。(違法ダウンロードは著作権に抵触しますのでやめてくださいね)
今は趣味が執筆活動というものを堂々と言えるようになりましたが、以前はそうではなかった。ライトノベルの台頭や、小説原作の良作アニメーションが多少なりとも存在します。そういうものが少しずつ時代に溶け込んで、いつの間にか受け入れられていく変化というのは常に存在しています。
私たちの使命というのは、なろうをはじめとした創作フォーマットの上で、作者それぞれが、自由にそして少しでもよいものをという意識を持って活動していくことなのだろうと…まとめたところで終わりにしたいと思います。
長文になりましたが、ありがとうございました。