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11.王との謁見ー王視点ー

「誓約を成されたと?」


手の者から聞いてはいたが、わしは確認をせずにはおれんかった。


まさか、隣国の高明な祭司長ルードのリディード殿が我が国に来られておったとは。


国の威信もかけて王立学院のリュファス祭の成功を納めたかったが口惜しい事だ。


「はい。アランド王子、自らがリュファス・ダルトの誓いを成されました。」


優雅に佇む銀の麗人。


わしは目を見開き、彼の御仁を凝視してしまう。

感情的起伏など、およそないだろう。

なぎの如き聖職者。


我が妃は、紡がれた言に息を飲み驚愕し、青褪める


人払いをしていて良かったと言えよう。


「私から見ましても、潔いお方ですね。若く情熱的な方だ。その場での婚姻を望まれた為、私が祝福を行いました。」


微笑される。


「ルードであるリディード殿に祝福をされたとは

不肖の息子ながら果報であろう。改めて歓待させて頂きたい。滞在中は是非王宮へ。部屋に案内させよう。ごゆるりと寛いでくれたまえ。」


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