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クヨクヨしても・・・
「・・・・かわいそう。」
私にはそれしか言えなかった。
「そうです。なんで私がこんな目に・・・」
気まずい沈黙が数秒続いた。
「・・・クヨクヨしていても仕方がない、とにかく!元に戻れる方法を探そうよ!私も手伝うからさ!」
気まずい空気を振り払うかのように私は努めて明るい声で話した。
サブレ君は顔を上げた。
「二人でがんばろうよ!」
サブレ君がほほえんだような気がした。実際はサブレなのでなんにもその表情は変わらないのだが・・・。
「そうですね。落ち込んでも仕方が無いですね。・・・でもどうやって?」
「んーそうだな。呪いをかけられたんだから・・・・。呪いを解く方法を探そう!」
私はそれから図書館に通って呪いに関する本をたくさん借りた。しかし・・・難しいものが多く、読んでいても意味がわからなかった。
なので簡単に出来そうな方法を試してみた。
短くてごめんなさい。次は・・・コメディっぽい?