“俺の居なかった１ヶ月の間に、彼女の心はどう変わったのか？”

作者：七瀬

“俺の居なかった１ヶ月間に、彼女の心はどう変わったのか？”

あんなにラブラブだった彼女がこの１ヶ月の間に変わってしまった。

俺と彼女は、顔を合わせばイチャイチャラブラブの“バカプル”と友達の

間でも有名なほど、仲が良かったんだ！

それなのに、俺が1ヶ月間！　仕事の都合で彼女と会えなかったら、、、？

いつの間にか、俺に対して冷たくなったというか？

それが普通なのか？　俺にはよく分からないのだけど、、、。

俺が彼女にちょっかいかけても、イチャイチャしようとしても、

彼女は俺に対して常に冷静で、いつもの俺が知っている彼女ではなかった。

『“優ちゃんは？　俺の事スキ？”』

『えぇ！？　なにが？』

『・・・な、何がって？　いつもならここでイチャイチャ俺たちするじゃん！』

『“もう過去の事でしょ。”』

『えぇ！？　な、なんか俺に対して冷たくなった？』

『別に、普通だけど、、、！』

『いやいや？　冷たいじゃん！　もっと俺に前は甘えてくれてたのに......。』

『“もういい齢の大人なんだから、彼氏に甘えるってないでしょ！”』

『“じゃあさじゃあさ、イチャイチャゲームしようよ！”』

『やらない！』

『いやいや？　前なら喜んでやってくれてたじゃない！』

『祐樹に私が合わせてただけだよ。いい加減、大人になったら！』

『えぇ！？』

『えぇ！？　じゃないし！　いつまで子供のままでいる気？』

『“もう俺の事が好きじゃないの？”』

『“大人になってって言ってるだけで、嫌いとか好きとか聞いてないし！”』

『誤魔化さないで！　ちゃんと答えてほしいんだ！　俺の事、どう想ってる？』

『どうもこうも、大人になりきれない子供じゃない！』

『・・・お、俺が聞きたい答えじゃない、』

『なんか？　もう私達、心がすれ違ってるのかな？』

『なんでそんな言い方すんだよ！　そっちが悪いんじゃないか！　

たった1ヶ月会えないぐらいで、変な風に変わってさ！』

『・・・そういうところキライ！』

『えぇ！？』

『“じゃあ、私達別れる？”』

『“そっちがそう望むなら、俺は別に、”』

『“そういうところもキライ！”』

『・・・な、なんでだよ、』

『前からずっと想ってた事だけど、祐樹は頼りないのよ！　男としてどうなの？』

『・・・ど、どうなのって、別に、』

『別にじゃないわよ！　直す気あんの？』

『直すって？　何をどう直すんだよ！』

『“分かった！　今ココで私、祐樹と別れる！”』

『えぇ！？』

『“頼りない男は私は好きじゃないから！　じゃあね！”』

『ちょ、ちょっと待ってよ！　な、なんで、そうなんだよ、』

『・・・・・・』

俺は何が何だか？　１ヶ月彼女と会わなかっただけで、俺は彼女と別れる事に！

俺はまだ納得できないまま、彼女と別れて１ヶ月経つが、まだ彼女が好きだ！

そもそもなんで俺達が別れなくちゃいけなかったのか？

未だに理解できない俺は、このまま彼女の事を引きずり続けるのか？

彼女は突然！　俺が頼りない男と言って別れ話を切り出した！

それまでは、一言も俺にそんな事を言った事がない彼女。

いつも俺の前では、笑顔で優しくて俺の事だけを見ててくれた。

それなのに、彼女はどう変わってしまったのか？

“また、あの頃の君に会いたいよ。俺が好きだった君に、、、。”

どうしたら？　またあの頃に戻れるのだろう？

今の俺には、どうする事も出来ないでいるが......。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。