この場所は、
俺は戦うだけの存在だった。
今、敵であるコンピューターを倒すことだけを考えている。
とある世界に行くまでは、、、
ここは何処だ?さっきまで白黒の世界にいたのに、
ここは普通の森、という感じだ。
俺の体も変化してきている。
棒人間という存在として形成されていた体から、
ちゃんとした人の体に変わっていく。
コンピューターの気配はする。
そういえば、ここにくる前、コンピューターはこんなことを言っていた。
とある世界に行き、その世界を破滅させる。
そうすればすべて壊れる。全て消えるのだ。と、
そうして俺はそいつのことを敵だと認識し、
瞬きをもゆるさないスピードで、真空を作り出すほどの渾身の一撃を繰り出した。
ただし手応えはなかった。
それを狙ってたかのように遠くへ吹っ飛んでいき、その先にはワープゾーンが見えた。
俺はコンピューターに追い付き、ほぼ同時にワープゾーンに入ったのだ。
そして今ここに来たというわけだが、
コンピューターはどこにいるのだ。
そう思っていると、真後ろからまるで何かが墜落したような音が何回もしている。
森に隠れていた鳥も一斉に逃げていく。
もう破壊を始めていたのか!
俺は振り向くと同時にそこへ向かう。
コンピューターはもうかなりの距離を移動していたようだ。
流石にこの俺でもすぐには着かない所だ。
移動中にこの「俺」について軽く説明しよう。
名前、USIU、軽い一殴りで月を破壊するほどの威力を持つ。
そして能力がその力の制御である。
この能力を利用して、今は浮いている状態だ。
ついさっきも言ったように、敵だと判断したやつをとことん倒しに行くだけの存在だ。
コンピューターが見えてきた。
この敵の能力は謎の黒い物質を操るというものだ。
コンピューターは振り向いた。咄嗟に黒い壁を作り出した。これで自分を守れるとでも思っているのか?
俺は壁と一緒にコンピューターを殴った。
黒い壁は粉々になり、コンピューターは驚いた顔をして吹っ飛んでいった。
俺は視力が何倍にも良い。コンピューターは気絶しながら吹っ飛んでいる。俺にも追い付けないスピードで。
ただし、完全には倒しきってはいない。
俺は再び敵を追う。絶対に逃がさない。
突然、体が重くなり、段々と浮く力が失われていく。
ここは重力が高いのである。それを認識した時である。
地面に足がつき、もう一度浮こうとしてもせいぜい三秒くらいか。
目の前に見えるのは、栄えた街であった。




