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溢れる感情


おそらく今年最後の更新となります。

毎度のことながら長い間隔での投稿になりまして、いつも読んでくださる読者様には頭が上がりません。


それでは、楽しんでいただけると嬉しいです。




 聡人達を見送ったあたしは、真里と一緒に食堂へ移動した。




 教室じゃ聞き耳を立てられるかもしれないから、こっそり相談なんてできない。


 その点、ここは内緒話をするのに結構向いてる。

 いろんな学年の生徒で賑わってるから、多少の声なら紛れさせることができる。木を隠すなら森の中ってやつだ。

 昼休みになってちょっと経ってたので席もほぼ埋まってて、ギリ空いてた端っこに二人で滑り込んだ。


「で? 相談って前にカラオケで聞いたやつ?」

「うん、そう。経過報告と、もっかい相談したいなー、みたいな」

「へー。何、ついに押し倒した?」

「してないし。そんな肉食じゃないっつーの」


 いやまあ、クラスマの時のアレで半分押し倒したみたいなもんだけど……じゃなくて。

 

 真里お得意の軽口で話を始めやすくする戦法だ。見事に引っかかったあたしは、余分な遠慮を抜き取られた。


「冗談。順調にはいってんでしょ。昨日も仲良くずぶ濡れになってたし」

「あの後、タオル貸してくれてありがと。マジ助かった」

「いいよ。おもろい高峯も見れたし」

「あー、ね」


 スカートの上からタオル巻いてるのに、めっちゃ周りの目をガードしてくれてた。

 キュンとしてくっ付いたら肩が跳ねて、なのに意識しないようにって顔に出てるのが可愛くって。

 そういう諸々含めて、ありがとうって感じだ。


「順調……うん。多分、順調にはいってるかな」

「何、その微妙に中途半端な反応。まだ幻滅されるの怖がってんの?」

「や、それはもうない。大丈夫だって分かったから」


 あいつになら自分の弱いところも見せていい。最近はそんなふうに思いはじめてる。

 きっかけは間違いなく、この前のお見舞いの時からだ。


「ワガママとか、弱音とか、本音とか。あいつだったら受け止めてくれる気がするんだ」

「ふうん? なら、一歩前進したか」

「ほんとに一歩だけどね。でも、あたしにとってはすっごく大事な一歩」 


 前は不安だった。みんなが知ってる、あたしが望んだ〝晴海陽奈(あたし)〟以外を見せるのが。


 一つのやり方しか知らなくて、いつの間にか自分でも笑顔の外し方を忘れるくらいにそれだけを頼り続けた。

 それと引き換えに放っちゃった沢山の感情は、どれもが拙くて子供っぽいから、表に出したくなくて。


 でも、あいつは。

 あたしが引いた線の向こうから手を差し伸べてくれてるみたいに、いつだって真剣に向き合って、答えを出してくれるから。

 だったら寄りかかっていいかも、なんて考えちゃう。今まで押し込めてたものを、一つずつ試してみたいと思わせてくれる。

 聡人といると安心して、同じくらいドキドキするんだ。


「流石にあの数はやりすぎたかな……や、でも気がついたらああなってたし」

「おーい、ブツクサ言ってんな」

「ごめんごめん。とにかく、もう怖いとかじゃないから」

「なら、他の悩みでもできたとか? じゃなきゃわざわざ相談なんてしてこないでしょ」


 そう。今日の本命はそこだ。別にあたしは惚気るために時間をもらったわけじゃない。


「前に真里が言ってた思いを全部ぶつけるってやつ。あれ、改めてちゃんとやろうと思って」

「へえ? つまり?」

「つまりその、一言で言うと告白ー……みたいな」


 自分でも口に出すとちょっと恥ずかしくて、ぽしょっと呟くみたいになる。

 でも真里にはバッチリ聞こえたみたいだ。一旦きょとんとしてから、ふうんと興味ありげに声を上げた。


「やっ、自分でも変なこと言ってるのは分かってるんだけど。一回改めて言っとかなきゃっていうか、ぶっちゃけ抑えきれないっていうか、ほら、ね?」

「わかったわかった。まあ、最近は見るからに溢れ出てたからね。意外だけど不思議じゃないよ」

「でも、やっぱそれだけじゃ足りないんだよねー……」


 馴れ初めを詳しく話してない真里からでさえあからさまでも、まだあたしの気持ちを表すには十分じゃない。




 だってもう、好きになりかけてるとかいうレベルじゃなかった。


 その優しいけど真っ直ぐな眼差しを向けられるだけで、自分の決めた生き方に向き合う真剣な横顔を見るだけで。時々こぼれる、子供っぽい無邪気さを目の当たりにするだけで、ドキドキして胸が張り裂けそうになる。

 考えれば考えるほど、好きが湧いてくる。二度目の初恋なんて言われたけど本当だ。


 先輩に恋してた頃は姿を見たり活躍を聞くと、こんな人に認めてもらえたんだからあたしも今日を頑張ろうって思えた。

 聡人といると、今日が終わるのがすごく寂しくて、明日はもっと楽しみになる。

 染め上げる、なんて生優しいものじゃない。もう今にも爆発しそうな勢いだ。


「わっかんなくてさー、どうやったら上手くいくか。それでまた相談したくって」

「なるほどね。んー、あいつのことだから一発正面から言えば、それで成功しそうな気もするけど?」

「いやいや、それでもしフラれたら死ねるし」


 ノープランで突っ込んで、やっぱりどうしても協力相手にしか思えない、とか言われたら──あ、無理。想像しただけで超凹む。

 本当に上手くいかなかったら、前以上にガチ泣きする自信あってウケないんですけど。

 いっそ聡人から好きって言葉にしてくれないかなぁ……とか考えちゃう。そしたら絶対失敗しないのに。


「なら、そういう話しやすい雰囲気とか作った方がいいんじゃない?」

「それって告白しやすい空気にするってこと?」

「そうそう。成功確率を上げるって意味なら、やっといて損はないだろうし」

「んー、確かに。前はそれで距離縮まったしね」


 名前呼びしたり、恋人繋ぎしたりするのとはけっこう難易度違う気がするけど。

 



 聡人達を見送ったあたしは、真里と一緒に食堂へ移動した。




 教室じゃ聞き耳を立てられるかもしれないから、こっそり相談なんてできない。


 その点、ここは内緒話をするのに結構向いてる。

 いろんな学年の生徒で賑わってるから、多少の声なら紛れさせることができる。木を隠すなら森の中ってやつだ。

 昼休みになってちょっと経ってたので席もほぼ埋まってて、ギリ空いてた端っこに二人で滑り込んだ。


「で? 相談って前にカラオケで聞いたやつ?」

「うん、そう。経過報告と、もっかい相談したいなー、みたいな」

「へー。何、ついに押し倒した?」

「してないし。そんな肉食じゃないっつーの」


 いやまあ、クラスマの時のアレで半分押し倒したみたいなもんだけど……じゃなくて。

 

 真里お得意の軽口で話を始めやすくする戦法だ。見事に引っかかったあたしは、余分な遠慮を抜き取られた。


「冗談。順調にはいってんでしょ。昨日も仲良くずぶ濡れになってたし」

「あの後、タオル貸してくれてありがと。マジ助かった」

「いいよ。おもろい高峯も見れたし」

「あー、ね」


 スカートの上からタオル巻いてるのに、めっちゃ周りの目をガードしてくれてた。

 キュンとしてくっ付いたら肩が跳ねて、なのに意識しないようにって顔に出てるのが可愛くって。

 そういう諸々含めて、ありがとうって感じだ。


「順調……うん。多分、順調にはいってるかな」

「何、その微妙に中途半端な反応。まだ幻滅されるの怖がってんの?」

「や、それはもうない。大丈夫だって分かったから」


 あいつになら自分の弱いところも見せていい。最近はそんなふうに思いはじめてる。

 きっかけは間違いなく、この前のお見舞いの時からだ。


「ワガママとか、弱音とか、本音とか。あいつだったら受け止めてくれる気がするんだ」

「ふうん? なら、一歩前進したか」

「ほんとに一歩だけどね。でも、あたしにとってはすっごく大事な一歩」 


 前は不安だった。みんなが知ってる、あたしが望んだ〝晴海陽奈(あたし)〟以外を見せるのが。


 一つのやり方しか知らなくて、いつの間にか自分でも笑顔の外し方を忘れるくらいにそれだけを頼り続けた。

 それと引き換えに放っちゃった沢山の感情は、どれもが拙くて子供っぽいから、表に出したくなくて。


 でも、あいつは。

 あたしが引いた線の向こうから手を差し伸べてくれてるみたいに、いつだって真剣に向き合って、答えを出してくれるから。

 だったら寄りかかっていいかも、なんて考えちゃう。今まで押し込めてたものを、一つずつ試してみたいと思わせてくれる。

 聡人といると安心して、同じくらいドキドキするんだ。


「流石にあの数はやりすぎたかな……や、でも気がついたらああなってたし」

「おーい、ブツクサ言ってんな」

「ごめんごめん。とにかく、もう怖いとかじゃないから」

「なら、他の悩みでもできたとか? じゃなきゃわざわざ相談なんてしてこないでしょ」


 そう。今日の本命はそこだ。別にあたしは惚気るために時間をもらったわけじゃない。


「前に真里が言ってた思いを全部ぶつけるってやつ。あれ、改めてちゃんとやろうと思って」

「へえ? つまり?」

「つまりその、一言で言うと告白ー……みたいな」


 自分でも口に出すとちょっと恥ずかしくて、ぽしょっと呟くみたいになる。

 でも真里にはバッチリ聞こえたみたいだ。一旦きょとんとしてから、ふうんと興味ありげに声を上げた。


「やっ、自分でも変なこと言ってるのは分かってるんだけど。一回改めて言っとかなきゃっていうか、ぶっちゃけ抑えきれないっていうか、ほら、ね?」

「わかったわかった。まあ、最近は見るからに溢れ出てたからね。意外だけど不思議じゃないよ」

「でも、やっぱそれだけじゃ足りないんだよねー……」


 馴れ初めを詳しく話してない真里からでさえあからさまでも、まだあたしの気持ちを表すには十分じゃない。




 だってもう、好きになりかけてるとかいうレベルじゃなかった。


 その優しいけど真っ直ぐな眼差しを向けられるだけで、自分の決めた生き方に向き合う真剣な横顔を見るだけで。時々こぼれる、子供っぽい無邪気さを目の当たりにするだけで、ドキドキして胸が張り裂けそうになる。

 考えれば考えるほど、好きが湧いてくる。二度目の初恋なんて言われたけど本当だ。


 先輩に恋してた頃は姿を見たり活躍を聞くと、こんな人に認めてもらえたんだからあたしも今日を頑張ろうって思えた。

 聡人といると、今日が終わるのがすごく寂しくて、明日はもっと楽しみになる。

 染め上げる、なんて生優しいものじゃない。もう今にも爆発しそうな勢いだ。


「わっかんなくてさー、どうやったら上手くいくか。それでまた相談したくって」

「なるほどね。んー、あいつのことだから一発正面から言えば、それで成功しそうな気もするけど?」

「いやいや、それでもしフラれたら死ねるし」


 ノープランで突っ込んで、やっぱりどうしても協力相手にしか思えない、とか言われたら──あ、無理。想像しただけで超凹む。

 本当に上手くいかなかったら、前以上にガチ泣きする自信あってウケないんですけど。

 いっそ聡人から好きって言葉にしてくれないかなぁ……とか考えちゃう。そしたら絶対失敗しないのに。


「なら、そういう話しやすい雰囲気とか作った方がいいんじゃない?」

「それって告白しやすい空気にするってこと?」

「そうそう。成功確率を上げるって意味なら、やっといて損はないだろうし」

「んー、確かに。前はそれで距離縮まったしね」


 名前呼びしたり、恋人繋ぎしたりするのとはけっこう難易度違う気がするけど。

 

 それに、学校生活の中でできるようなアプローチは大体やっちゃってるんだよなー。

 朝は一緒に登校し始めたし、お昼も作ったお弁当食べてもらって、放課後に時々遊びに行く。正直これ以上ないくらいの毎日だ。


 となると、残る方法は学校の外でのアタック。


「やっぱりデートかな」

「それしかないっしょ。一番手っ取り早く関係を盛り上げられるし」

「だよね。えー、デートしてから告るとしてどんなとこがいいかなあ」

 

 聡人と行きたいとこは沢山思いつくけど、告白しやすいデートスポットって考えるとちょっと難しい。


 江ノ島の時みたいな観光地? でもそれだと人が多くてどこも二人きりにはなりづらそうだし。

 それともどっちかの家でおうちデート? や、もし告ってるとこ月奈とか美玲ちゃんに見られたら恥ずすぎる。

 

「んむむむ……」

「おー、悩んでる悩んでる……っと、ごめん。なんかメッセ来たわ」

「あ、気にしないでいいよ」


 なんとか候補を絞り出そうと首を傾げてると、スマホを見た真里が「ぷっ」と小さく笑った。

 そちらを見ると、しょうがないような、でもどこか柔らかい、見覚えのある表情を浮かべている。


「ったく、何やってんだか」

「どしたの? なんか楽しそうじゃん」

「あー、今度彼氏が遊園地行きたいって言うからチケット任せてたんだけど。間違ってカップル用のペアチケット二つ買ってんの。んで、どうせまた真顔でミスったんだろうなって想像したらさ」

「あはは、確かにその名前だと間違えちゃうかも」


 よっぽど緊張してたんだろうな。

 ていうかもしかして、彼氏ってクラスマの進藤くんのことかな。真顔って特徴も合ってるし。

 あれから上手くいったのかなーとか思ってたら、真里がまた何か思いついたような顔になった。


「そうだ。あんたさ、今度の日曜日予定あんの?」

「や? 空いてるよ」

「ふーん。高峯は?」

「聞いてみないとだけど、なんで?」

「チケット、わざわざ買ったのをキャンセルさせんのも面倒だしさ。あんたらが良いならダブルデートする?」

「えっ?」


 予想外の提案に、弁当箱のおかずへ伸びてた箸が止まる。

 四人で遊園地デート……雰囲気作りにはぴったりのデートスポットだ。一緒に盛り上がりやすいし、二人っきりにもなりやすい。


「でも、そこまで手伝ってもらうのも違う気が……」

「ちなみにその遊園地、観覧車が告白スポットで有名らしいんだけど」

「うっ」

「一番上から見える景色が良い感じなんだってさ。実際そこで付き合ったカップルが結構いるらしいよ」

「んっ、むむむ……」


 喉から唸り声が出た。


 確かに力を貸してほしくて話を持ちかけたけど、これ以上はおんぶに抱っこになっちゃわない?という抵抗感がある。

 けど正直、今のはかなり惹かれた。実例がある告白スポットとか、聡人との関係を進めるのに抜群の場所じゃん。

 それにあたし一人じゃ、なかなか良いアイデアを出せそうにないのも事実で。


 難しい顔をしてたら、真里が追い討ちするように言ってくる。


「別にいちいちお膳立てするつもりはないし、せっかくならチャンスあげるってだけ。私らは私らで楽しんで、あんたらの恋路には干渉しない。それでどう?」

「結局、頑張るのはあたしってことね」

「そういうこと」


 少し考えて、諦めのため息を漏らす。


 ダメだ。ここは素直にあたしの力不足を認めよう。悔しいけど、真里の提案以上に魅力的なプランが思いつかない。

 こうならったらもう、デートで告白を成功させるのに全力を注いだほうが良さそうだ。


「わかった。お願いしてもいい?」

「はいよ。後でチャットに送るわ」

「マジありがと。一生感謝」

「いいって、ただの私のお節介だし」

「あたしはそのお節介に何回も助けられてるけどね」

「そ? ならいいけど」


 本当、真里にも助けられてばっかりだ。

 聡人とはちょっと違う、絶妙な距離感で接してくれて、いざという時には力を貸してくれる。


 なんか、親友って感じ。照れくさいから口には出せないけどね。


「チケット代いくら? 彼氏さんに聞いといてくれる?」

「わかっ……あー、いや。やっぱいいわ。私が出しとくから」

「え、いやいや。流石にそういうわけにはいかないっしょ」

「いいから。代わりと言っちゃなんだけどさ、今回の相談受けたのも含めて、いっこ陽奈に頼みたいことがあんだけど。それでチャラってことでいい?」

「まあ、真里がそう言うなら……」


 今度はなんだろ。前は悩みを打ち明けることだったけど。

 

「弁当の作り方、教えてくれない?」

「お弁当? それくらい全然大丈夫だけど、元から作ってなかったっけ?」

 

 読モのバイトのために結構ガチめの栄養管理してなかったっけ。

 どっちかっていうと家庭料理メインのあたしとはベクトル違くないと思ってると、「そうじゃなくて」と否定される。


 そうするとこっちに顔を寄せてきて、声を落としながら言った。


「人に作る用、っていうか……たとえば運動部の男子が食べる弁当みたいな。そんな感じのやつ」

「運動部……あー、なるほどね。ふーん、そっかそっか」

「ちょ、何。ただの例えだっつーの」

「別にー?」


 あたしより全然順調そうじゃん。やっぱ同中っていうのが大きいのかなー。

 ついつい、いつも自分が向けられてるのと同じ表情になっちゃう。それを見た真里は拗ねたようにそっぽを向いた。


「……わっかんねーっての。誰かのために弁当なんか用意したことないし」

「じゃ、これが初めての手作り弁当だね。いいじゃん、むしろ手伝わせてよ」

「あ、そ。なら頼むわ」

「うんうん、任せといて」


 自分の恋愛に協力してもらってるんだから、こっちも力になるのは当たり前だよね。


 これでちょっとは恩返しが出来そうだ。

  



 それからは軽く日曜の予定を立てたり、雑談したりして、お昼休みが終わる15分くらい前になったタイミングで食堂を出た。


「くぁ……もう既に眠いわ」

「次、確か古文だっけ。船漕いじゃいそうだね」

「あー、マジか。だりー」

「わかるー。んっ……」


 相槌を打った瞬間、開けっぱなしだった廊下の窓から風が吹き込む。


 頬を撫でた夏っぽい暖かさに髪を揺らされて、思わず手で押さえた。

 葉っぱがざわざわと擦れ合う音と一緒に風が止み、細めていた目を開けて……ふと、指に少し絡んだ毛先を見る。


「……………」

「おーい、行くよ」

「あ、うん」


 胸のあたりまで垂れた髪を何回かクシクシしてから、指先を解くと背中に戻す。


 そして、真里の後を追いかけた。






読んでいただき、ありがとうございます。


来年もどうかこの作品をよろしくお願いいたします。

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