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プロローグ
「ゲホ、、」
腹に刺さった聖剣が残り少ない命を削っていく。
「これで終わりだ、、外道。」
そう言いながら勇者は聖剣を更に押し込んだ。
何とか聖剣を抜こうとするが全く力が入らない。
「クソ、クソ!!まだ終われない!こんな所で!」
「もう終わりだ。お前は、今まで何人もの罪の無い人達を殺してきた。自分の欲の為だけに!」
「知るかよ!他人の事なんか、」
最後の魔力を練り、反撃しようとするが聖剣の能力が邪魔をし、霧散してしまう。
「そうか、最後まで反省はしないのか。ならもう死ね。死んで償え!」
勇者は聖剣を引き抜き俺の首を切った。
回転する視界、そこで俺の2回目の人生が終わった。