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【寄稿イラスト】「籠の鳥は雪解けを待つ」（遥彼方さまより）

遥彼方さま（ID：828137）より、イラストを賜りました。

拙作「籠の鳥は雪解けを待つ」（https://ncode.syosetu.com/n5150fv/）

【あらすじ】

ある冬の日に、圧政を敷いた王が弑逆された。

氷の魔女と称される冷徹な王女は、城の一角に隔離され、他国の兵士に見張られながら、過ごしている。

閉ざされた小さな部屋。

魔女の持ち物は、美しく豪奢な椅子。

そして、一匹の小鳥。

色数を絞った世界で際立つは、赤と黄。

それはきっと、彼女が心を宿したもの。

大きく取られた空白は、空虚さや孤独といったものを表しているように思えます。

これとはべつに、色を置いたバージョンもあります。

一枚目が「作品のイメージ画」であるならば、二枚目のほうは、「作品の内側に立って見た景色」といったところでしょうか。

彼女が生きていた証を、そっと掬い取ってくださったような、そんな一枚に変貌しております。

色って不思議ですね。

一枚の絵から、多様な世界を見せていただきました。

ありがとうございました。