アンティエーヌは空にて唄う
嘲り 嘲笑 批判に攻撃
淀むモノ 厭うモノ
くり返す負の連鎖
そんな澱に包まれし街に
空より舞い降りし
アンティエーヌ
君はクリスタルの剣で
澱から人々を助けるべく
それを振るい 戦った
空より舞い降りし
アンティエーヌ
神の言葉を背負いし乙女
ドロリとした澱に
包まれし街
怠惰な人々
眠る人々
それに身を任せれば
何も考え無くてもいい
澱は強固で 囚われし人々は
それに絡まれることに慣れ
気にもしない 声も上げない
空より舞い降りし
アンティエーヌ
君はただ一人戦う
目を覚ませ
心を動かせ
愛を夢を
みることを思い出せ
しかし人々は
何も動こうとしない
彼女が傷にまみれようと
彼女が涙にくれようと
怠惰な感情に身を委ね
残酷な復讐に喜を感じ
ぐるぐる 回る因果応報
空より舞い降りし
アンティエーヌ
地上で戦うことを諦めて
天に昇りし 青い空
諦め 還ったか
地上など 見限ったか
しかしそうではなかった
彼女は 真摯なる 天使
天に昇りし 青い空
アンティエーヌは唄う
この世界は
愛に満ちてると
喜びに満ちてると
幸せに溢れていると
プリズムに乗せ
教えを地上に
語りかけん
信念を持ち
自身を見つめ
光りたるもので
己を満たせと
空から聞こえる
アンティエーヌ
君の気高き声 そして
クリスタルの様に澄んだ
願いと 優しさが
それにはしかと
込められている