女神エリス降臨
「なんか光が見えてきたんですけど~!」
ごめん、つい叫びたくなってしまった。 なんか女の人がいる。綺麗なお姉さんだといいなーとか思っていたら
よく見るとそこに立っていたのは幼女だった・・・
まあかわいいのは嫌いじゃないし、明らかに怪しかったけどだって封印の暗闇に入れる奴なんてほかにいないぜ?まあ話しかけてみた。
「ね、ねー君迷子?」
迷子なわけないよな?だって明らかにこっち向いてにこやかに手を振ってたんだもん。。。
「ふぇ?ち、違います!」
えーっと。なんかごめんてかなんでこんなところにいんだよ、てか可愛い。もしかしてこの子も封印されたのか?『美少女と一緒に封印されるのも悪くねーな。』とか思ったのは内緒だ。
「えーっと、ゴホンてめーが封印されてこっちも困ってんだ!ピーピーピーピー毎日歌うたいやがって、うるさいったらありゃしない。これ以上五月蠅くするんだったら俺のしもべになってもらうからなこの音痴野郎。」
えー?なんかこの幼女いきなり口調変わったんだけど?しかも自分のこと俺って言ってるし・・・てか毎日歌っていたのバレてたんだ。はずい
もーむかついた、こうなったらこの幼女に対抗してやるどうせ暇だし。
「すみません、もう唄いません。」俺完璧な演技でこの幼女も退くだろう。
だが俺の予想をはるかに上回った。
「しもべになったらおまえにいいことがあるぞ。」え?なに?ほっぺにチューとか?
「あー言っとくけどさっきからお前の考えてることすべて突き抜けてるからな。」
「えーーーーーーーー」
「うるさい。黙れ。死ね。」
「まあいいや『よくないけど』良いことって何?」
「うむ、この封印から解放してやる。」
「なんか裏がありそうなんだが?」
「うん。解放してやるから俺もつれてけ。『暇なんだよ』」
「・・・・・・・は?」
「だから、俺もつれてけ。」
「やだよ」
「な、なんでだ?」
「だってお前なんか性格きつそうだし自分のこと俺とかいってんじゃん」
「じゃあ、私もつれていってください!」
「『うわーなにこれ超可愛いんだけど。」
「しかたない連れて行ってやる『あれなんか形勢逆転してね?』」
「ありがとー」
「てかお前誰だよ!」
「私?私は女神エリスだよ。」
「は?」
「だから「いや分かったから。」」
もうなんでもいいや・・・・