05 世界との対戦
――2025年4月20日
――革命学園中学校渡り廊下
俺は全力で教室へと向かう。それは管理委員会で長く時間を費やしてしまったからだ。
この学校は、2つの棟に分かれていて、管理委員会がある職員室は第1号棟にあり、教室は第2号棟にあるため遠い。
だから、俺はまた授業に遅れた。それでも、先生は怒らない。それは、俺が危険なことに関わっていることがわかっているからだ。それに、俺のことを信頼しているという面もある。この学園は、パソコンの技術を持っている人は取られることが多い。そのため、パソコンの使い方をマスターする人もが多い。でも、今のパソコンは楽に操作できる。最近では、画面ではなく、空気上に映像が映し出される機器《危機》がある。それは、売れ筋が爆発的だということだ。
俺は、これを買おうと思わない。パソコンはタイピング機能がついていてのものであると思うからだ。それはパソコンの熟練者は思うはずだ。ここで、一旦学園のことはおいておこう。
俺はそういうわけで、すごい学校ということだ。
そんなことをおもっているうちには授業はいつの間にか終わっていた。
俺のところに守がやってきた。
「祐仁。どうした? あんなに遅く来て授業中ボーッしていたけど、大丈夫?」
「大丈夫だよ。全然平気さぁ。そういえば、学校プログラムはちゃんと作動したか?」
「あぁ、大丈夫さ。普通になったよ。そうそう、お前ってすごいよな。あんなハッキングで治すんだから。俺はぜってぇ無理」
「まあ、あれは教えてもらったものだから。そういえば、あの漫画面白いよな」
「あれね。それはそうだよ。みんなが見てるんだから」
俺は、ハッキングのことをあまり周りに教えたくない。学校だけにしたいという気持ちがある。それはなぜかというと、警察に見つかったら終わりかもしれないからだ。事情を話せばもしかすれば釈放されるかもしれないが、それも保証できない。だから俺はこそこそとしているんだ。
そんな時、妹の藍瑠がきたと、俺はクラスのみんなに言われた。俺は教室の後ろのドアにいる妹の近くに行き、事情を聞く。
「どうした? 何かあったか?」
「それがね、お兄ちゃん。何か危険な感じがするんだよ。もしかして、ハッキングしたの?」
「あぁ、何で? 俺はこのプログラムをウイルスから守るために、相手を倒してやっただけさ」
「………それ……、や……やばいよ………。お兄ちゃん、さっき聞いた話なんだけどね。警察に届けを出さないでハッキング作業していると、捕まるらしいよ。これはね、法律で決まってるんだって…………」
「マジなのか。それは俺は警察に調査されたら、終わりだァ―――」
――やばいことになってしまった。これをどうやって回避するかの問題だな。
俺は心の中で思う。こんなことを知らないのではパソコンの使用者としては最低だ。
今の日本では、インターネット環境が家庭に絶対にある時代である。そのため、インターネットを使うときに、法律がわかる電子マニュアルが出回っている。そこに、サイバー犯罪掲載法があるらしい。それは、警視庁のサイトからダウンロードができ、どんなのが犯罪かがすぐにわかるように一般公開された。
――2015年6月1日。
この日は、内閣総理大臣が変わり、政権交代した日である。政権は、民間実現党が獲得した。その時に、警視庁が情報を公開することを打ち明けたそうだ。だから、今は法律の本などいっぱいある。俺はその時は、5歳であった。だからあまり覚えていないが、重要なことだ。
俺はミスをしたと思った。そこで、俺の担任でもあり、俺の指導者の咲也に相談することにした。なぜかというと、この咲也こそ俺にパソコンでハッキングする方法を教えた張本人だからだということ。それ以外の理由など何もない。
ハッキングを教えてもらって、実際に行った日は、2023年9月10日。俺は、この日に初めてハッキングを行った。でも、それは学校内でだけであり、インターネット世界には関係なかった。だが、インターネット世界では世界で初の学校プログラムを制作した人が日本の名門校の革命学園の中学校にいるという噂が流れた。その内容は、ハッキングシステムが入ることができないような設定と書かれていたため、世界で試す人が多くなった。その時に、このような記事が書かれた。
『児玉咲也は、ハッキング出来る生徒を教えている』
これは、学校側から見れば悲惨なことだと思うが、それを否定しないで、理事長は警察で取り調べを受けたが、無事に帰ってきた。
俺は、すごいと思う。普通の私立学校は否定をするだろうが、この理事長は否定するわけでもなく、本当のことを話した。『でも、この人は世界で初めての学校プログラムを開発したので、それを盗まれないようにするためだ』ということにした。
それはあたっている。
俺らは、学校プログラムにハッキングをしてくる連中らのみを対戦しているわけで、インターネット世界には影響などひとつも起こしてはいない。それに、咲也は守るためだけに、使うようにというので、それに従うまでのことだと今でも思う。昔も思っていたが、今の方がそれが大切だとすごく思う。
その時、ぼっとしている祐仁を小さい声で訪ねてきた。
「どうしたの? 今ボーッとしてたけど、大丈夫?」
「………あぁ、大丈夫だよ。何か考えていたからだよ。心配らないよ」
「お兄ちゃんは、いつもこうなんだから。しっかりしてよね。でも、ハッキングは侮れないけどね。でも、私はお兄ちゃんを信頼しているよ」
「ありがとう。妹からそんな言葉が聞けるなんて思いもしなかった」
「そうなの? 私ってそんなにお兄ちゃんに冷たくしていたっけ?」
「してないよ。でも、いつもお兄ちゃんに負けないとか言ってたからさァー」
藍瑠は黙り込んでしまった。なにかまずいことを行ってしまったかと俺は、今言った言葉を頭の中で整理してみる。
妹は、恥ずかしそうに俺に話しかけてくる。
「……お兄ちゃん。わ……私だって……、女だもん。そんなにお兄ちゃんをからかうわけ無いでしょ。本当に誤解を招くこと言わないで、私だって負けず嫌いだからどうしても言っちゃうんだから……」
「はいよ。わかったよ。いつもの癖といかいうやつですか、そんなんですかね。じゃあ、俺のことをしんぱいとかするのか?」
「するわよ。だって私たち家族じゃない。それに、私のお兄ちゃんは一人しかいないんだから」
「それもそうだな」
その時だった。俺らは、クラスの近くにある部屋の中で話していることが今思い出した。そういえば、藍瑠がクラスにやってきて、それから俺は隠れ場所の部屋にきたことをすっかり忘れていた。
妹も、今思い出したというような顔をしていた。
その時、学校のチャイムが鳴り響いた。授業のはじまりの合図である。
「もうそろそろ教室に入らないといけないから、早く自分の教室に帰れよ」
「うん。わかったよ」
妹は頷きながら自分の教室へと帰った。俺も教室に戻ると、黒板に自習と書かれていた。 俺はとなりの悠美に問いかけてみる。
「何で、自習になってるんだよ。今日は先生いるんじゃなかった?」
「私にもわかんないけど、事情があるらしいみたいだけどね」
「そうか。じゃあ、俺ちょっと抜けるわ。あとはよろしく」
「ちょっと待ちなさいって。いきなりどうしたのよ」
俺は答えている暇はなく、職員室に行った。そうすると、先生たちがなにか準備をしている。何かあったみたいだ。
「どうしたんですか。いろいろ準備しているので……」
「あぁ、あなたね。何かハッキングされたみたいでさ、おかしいんですわ」
「マジですか。それはやばいことではありませんか。俺が直します」
「でも、授業があるんじゃないの?」
「大丈夫です」
俺は即答で答える。今は授業を受けている場合ではないと思う。
職員室は騒ぎ始めた。いつもとは違う。何か対策をしているみたいな感じだ。今までに見たことがない状態。
ちょっと小柄な先生がやってきた。背は俺と同じくらいだが、小学生みたいだ。先生という感じではない。俺と同じ同級生ではないのではと疑ってしまう。でも今はそんなことを気にしている暇はないことを繰り返して思い出す。
とりあえず、咲也は見つけなければいけないと思い、管理委員会の部屋へと急ぐ。そこには咲也はいた。何か調べているんみたいだった感じである。
「どうしたんだ。職員室が騒がしいかったが………」
「どうしたかって、それはハッキング集団が攻めてきたんだ。このプログラム、学校プログラムの情報の盗んで、自分たちだけで商売するためにね。だけど、そんなことはさせないよ。こちらだって秘策はあるんだから………」
「そうだよね。そんな奴らに負けるわけないか。俺は教室に戻ったほうがいいか?」「いや、いたほうが助かるね。その腕なら救えるかもしれない。このプログラムの情報にはいろいろ危険な情報があり、ネットワークのサーバーに異常がおこるかもしれない」
咲也はいろいろ困った感じで言うので、それだけ危険だということが読み取ることが出来る。
その時、委員会の技術者たちが、日本のサーバーが起こしいことに気がつく。でも、今起こったことではなかった。軽く1ヶ月を超えていることがわかった。
咲也は異例なことを言い出す。
「祐仁。お前に言い忘れていたことがあったが、この委員会は日本のネットワークを管理している場所だったと知っていたか。ここは、革命学園だ。この革命学園は、もともとはネットワークの教育をするために国と相談して建てられたことは知らなかっただろ」
「あぁ。そんな深い学園だったことすら知らなかった。ここがネットワークを管理する国家ネット管理省が学園の本館に本部があることすら知らなかった」
「それより、何でこの学園の本館が本部だと知っていたんだ。ここが日本の管理省のであり、表は学校ということも知っていたのか?」
「そこまでは知らなかったよ。でも、ネットで調べるといろいろ書いてあってな。でも、それはネット管理省のサイトで見たけどな」
俺は驚きを隠せなかった。表が学校だったことを知る由もしなかった。咲也はまだ語りたい顔をしている。
「祐仁。この話にはまだ続きがあるんだ。それは、ハッキング集団が日本からの反撃ではなく、世界のフランスであることだ。世界ではまだこのぐらいの技術がないんだ。だから、全然俺たちには届かないだろうがな」
「じゃあ、安心じゃないのか?」
「そうとも言い切れない。いつどこで、技術が追いつくかはわからない」
その時だった。コンピュータに異変が起きた。サーバーが爆破されてしまった。それは日本では危機的状態だ。この時代はインターネットに頼っているため、何をするにも必要不可欠であるから。それがなくなると日本はパニック状態になる。それが起きれば大変なことになる。でも、咲也は落ち着いている。嵐がやってくるというのに安心だという感じでいる。
俺は問いかける
「何で、そんなに落ち着いているんだよ」
「それはなァ――。革命学園の中央にある本館には全部の管理施設があり、そこには日本の第2のサーバーが実現しているんだ」
咲也の話によると、この学園は国家で作った。でも、会社が運営することになったので、私立と呼ばれたのだ。この学園は創立が国家ネット管理省と同じである。そこからも予測は出来る。本部の下のために作られたことだ。その時に、日本にサーバー犯罪が発達していたということで未来のために第2のサーバーを革命学園の本館に作ったということらしい。それは今までわかんなかった。
そのあとには続きがあるらしい、俺を育てたのはこの時を予想してハッキングできるように教えたということだ。他にもいるらしいが、その生徒は日本の私立学校にあるが高校生であるということで、勉強が忙しいということらしい。それに、この学園にいるのが俺だけなので、俺が直ぐに呼ばれたということだ。
そこで、ハッキングを行うために、巨大モニターが見える5席あるうちの4席目に座り、作業へと入ろうとした。その時に、咲也からの警告された。
「気をつけろよ。結構手ごわいことをしてくる」
「わかっているよ。ハッキングと行っても俺は世界に入って、対戦してくるから」
俺がやるハッキング作用は特殊で、相手のサーバーに乗り込んで相手をネット世界へと連れ込む。これで対戦をして勝ったらハッキング成功だというものである。それで俺はハッキング作用を行うのだった。
サーバーとらぶるを読んでいただきましてありがとうございます。今回の話はハッキングという言葉がとても危険だということがわかったと思います。この時代でも危険であるということです。
あともう少しで、新年ですね。僕も大変忙しくなります。ですからすぐに更新はできませんが、ご了承ください。
このお話が今年最後になります。今年は読んでくださいましてありがとうございます。今後も応援よろしくお願いします。では皆さん、良い新年が来ますように……。




