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「4、皇帝」と「5、教皇」

――――――――――


「4、皇帝」 『黒い森と炎の皇』


 盟約が起こす革命の微風そよかぜ

 地に染み込む黄昏たそがれの歌。

 さざなみとして押し寄せる渇望かつぼうを背負い。

 繋いだ血脈のほまれは揺るがない。


 黒い森とゆるしの炎のすめらぎ

 山津波の御祖みおやの領地におもむき。

 神水しんずいしがらみとして旅團りょだんたてとなる。

 熾天使セラフィムの祝福を賜りし者。


――――――――――


「5、教皇」 『双葉と雛鳥』


 手を繋いだ双葉は微笑む。

 無垢むくな広間に、

 真紅しんくもんが拡がり。

 全てを擁く腕。

 深海の娘子は、息吹を与える。


 氷華ひょうかが浮き上がりける。

 瞳を濡らして、

 蒼空あおぞら白雲はくうんを見た。

 暖かな腕の中。

 眠る雛鳥に兵も、賛歌さんかを呑む。


――――――――――

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