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「20、審判」と「21、世界」

――――――――――


「20、審判」 『日輪の百舌鳥』


 海原(うなばら)の迷宮(ラビリンス)に横たわる、

 白磁(はくじ)と大樹(たいじゅ)の柩(ひつぎ)。

 悠久(ゆうきゅう)の璽(しるし)を閉じ込めた揺り籠(かご)。

 雷電木(ナナカマド)の焼き砕ける調(しら)べにより。

 堊天(アテン)の戸が開かれる。


 昊(そら)のもと、至高(しこう)の瑞鳥(ずいちょう)は蘇(よみが)り。

 降り立つ荊棘(けいきょく)に三篶(みすず)を遣わす。

 日輪(ひわ)の百舌鳥(モズ)が舌を鳴らし。

 神駒(かみこま)の蹄鉄(ていてつ)が雷震(らいしん)を告げる。


――――――――――


「21、世界」 『神門と生命の樹』


 純白の絹糸(シルク)による縁(えにし)に繋がる基礎(きそ)。

 幼き夢や絵空事は、真(まこと)と聖櫃(せいひつ)。

 この世界を統(す)べる、創世の主(あるじ)。

 世紀末に生まれた、救いの神子。


 無秩序(むちつじょ)の荒原(こうげん)であっても、

 神命(かみみこと)のもと。

 神門(みかど)と生命の樹(セフィロト)が築(きず)かれ。

 この地に在(あ)りながら、

 見え隠れする森羅万象(しんらばんしょう)として。

 繰り返す聖戦の諍(いさか)いを眠らせる。


――――――――――



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