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小説を書くための本が届いた。

自作の新作の本のために⋯⋯というわけではなく。

pixivで当選した本が届きまして。

何かの役にたつかも、と思って、貰ってみました。

ネタにもなるし(笑)。

pixiv編集部さんに、本について公開していいのか尋ねたんですが、商品についてはSNSなどにて写真を公開してもよいとの記載だったので⋯⋯pixiv編集部さんの目的とはきっと違うんだろうな~、と思いつつ、SNS全く使ってないので写真⋯⋯ではなく、レビューします。


全5冊。

いや、どれも小説書くためのヒントになる本でしたね!



『創作ネーミング辞典』

松田こずえ編


帯に、名前が仮のまま締め切りを迎えたあなたに!って書いてあって、締め切りまでにタイトルとか名前が決まらないヒトもいるのか〜、と、別のところに感心。

私の場合、タイトルは直感でつけるし、キャラ作って練ってからキャラが動くの待って描いてたので、名前がついてないキャラがほとんどいなかったので、仮のままの名前のキャラがいなかった。ちなみに名無しさんは、名無しさんキャラのままで終わるので、仮も何もなく名無しさん(笑)。

この辞典、洋風の語彙用。洋風のキャラの名前はかなり適当につけてたので、その時なら役にたったと思われます。

私は技とか魔法に名前つけなかったから、そういうのに凝る人にも役に立ちそうですね。



『プロだけが知っている小説の書き方』

森沢明夫


三谷には既に今更感のあるタイトルですが(笑)。

とは言え、宇宙との交信を手直しするときには役に立つ本なので、目を通してみました。

一番刺さった一文がこれ。

「書いていて飽きるような物語は、未練なく捨てるべき」

私は基本的にエタらないようにしてたわけですが、エタらなかったのには理由もあって。

物語に飽きなかったから。飽きる前に描ききってたから。

飽きそうだな、と自分でも察知して、物語を切り上げてた作品もあった気がします。これ以上は無理だな、と思って完結させることが時折あったので。

そして、最後にエタらせた作品は、既に描くのに飽きていたんですよね。話が進まないこと進まないこと。

たぶん、最後の頃は、小説自体を書くのに飽きていたんだと思います。だから、辞めよう、とすっぱり思えたんだろうな、と。

書き方についてじゃないところが刺さるのが今の状態って感じもしますね。



『雨夜の星を探して』

古性のち


ことば辞典らしいですが、きれいなフォトブックって感じで、かなり好きな部類です。

聞いたことのないことばが沢山ありますね。

あまり古典文学を読まないので知らないことばばかりなのかも。

こんなに語彙があったら、詩的な作品が書けそう。

そうすると、読者層がかなり違ってたでしょうね。ネット小説だと本当に読まれない作品の数々を生み出してたかもしれません(笑)。

筆を折る前、描くために構想を練ろうと思っていた作品は、ある実在の画家の話で、きっとこの辞典に載ってる語彙が生かされた気がしますね。幻の構想になりましたけど。

そうそう、「朱夏しゅか」ってことばがあって、夏を司る神様のことのようです。転じて夏という意味があるそうな。

炎帝とも呼ばれるらしく、毒のある花の意味でつけた朱花より、そっちのほうが断然強そうで良かったかも(笑)。



『感情類語辞典』

アンジェラ·アッカーマン、ベッカ·パグリッシ


これ、書いてるとき欲しかったですね。

どうしても描写がワンパターンになりやすかったので、あったら助かったでしょう。

逆に言えば、ワンパターンだからこそ考えずに量産できてしまってたわけでもありますが(笑)。

感情別に分類してあって、色んな表現の例が載ってます。

感情を指すことばがわかんないと探しにくいかもしれませんが。

私の一番好きな感情である高揚感は184ページです。

ワクワクする、って言うのが、三谷の行動原理なので、ワクワクしないことはやりたくないですね。

院の勉強は生みの苦しみが強いですが(笑)、考えが繋がったときはものすごく楽しいです。それがなければ続けられないでしょうね。

ちなみに、仕事に行くと「いつも楽しそう」と言われるので、きっと仕事も楽しんでるんでしょう。



『語彙力図鑑 場面設定編』

秀島迅


なるほど、こんな感じで考えればよかったのか。

というのが、知らない場所を書けない三谷の感想です。

異世界モノは、大体何処かで読んだような設定を適当に使ってることが多いのですが、それでも、何処かで読んで知ってる場所なわけです。

現代モノは、完全に行って知ってる場所のみ(笑)。

それでも、行ったことあっても場面に使ったことがない設定が色々あったな、と思いましたね。水族館とか空港とか、漫画喫茶とかファストフード店とか。

私の描く作品、学校、病院、そこら辺(笑)ですからね。普段の生活範囲から外れないのは、私がその辺りでしか活動してないと思い込んでたんでしょう。

そういう意味でも、使える場面が増える本です。


ということで、計5冊。

欲しいな、って思う方は、pixivの執筆応援プロジェクトにぜひ応募してみてください!

三谷が当たるんで、きっと当たります(笑)。

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― 新着の感想 ―
私は小説を書く予定は全然無いので、どれも必要なさそうですが、古性のちさんの『雨夜の星を探して』は、写真がきれいで読んでというよりは見てみたくなりました。
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