休日の朝
目が覚めた。
窓から光が差し込み、薄いカーテンが風に揺れている。
しばらくベットの上でぼーっとする。
光に溢れた部屋で、時計の秒針を聞きながらただ天井を見つめる時間は、とても幸福だ。
休日なので何も焦る必要が無い。
しばらくぼーっとして、やっと起き上がる。上半身を起こしたまま、また何も考えない。
ようやく頭が起きてきたので、キッチンへ向かう。
食パンをトースターに入れて、卵をフライパンの上に落とす。
お湯が沸くのを待って、粉末スープにそそぐ。
よく焼けた食パンと、キレイな目玉焼きが出来た。
それぞれをテーブルに運ぶ。食パンにバターを塗り、目玉焼きを乗せる。サクッとした食感と、目玉焼きのトローっとした食感がとてもよく合う。
スープで体を温め、ほっと一息つく。
時間を見ると、まだ10時だ。ありあまる時間に、今日は何をしよう、と考えるだけでワクワクしてくる。
休日が始まった。