表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お奨め作品レビューまとめ  作者: crazy’s7@レビュー&作品紹介師
2021'9
116/306

「好き」が紡ぐ糸(仮) 

小糸味醂様作


【あらすじ引用】

主人公、「かつらつばき」高校1年生、web小説作家。

そしてもう1人の主人公、「秦野はたの 聖奈せな」。

これは2人の少女が夢に向けて駆け抜ける青春物語。

”2人の『好き』はここで繋がっていく……!”



1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)

この物語はw主人公の物語であり、片方の主人公については高校1年生、web小説作家であると素性が明かされているが、もう一人の主人公については名前と同じく女性であることのみ。しかし二人の少女であり、青春物語とあるので、同年代なのではないだろうか?

ジャンルは現代/青春ドラマ。学校などが舞台なのか。もしかしたらネット上が舞台なのかもしれない。

二人の好きとは一体何を指すのか、非常に気になるあらすじである。


2 物語は

周りにウェブで小説を書いていることを隠している主人公の日常から始まっていく。

彼女にはあるサイトで気に入って読んでいる作品があった。

そしてその作品の作者と交流もしているようだ。年が近いこともあるのか、とても気が合うようだ。

あらすじでの好きとは”小説を書くこと”なのだろうか?ここからどんな風に展開されていくのか気になる出だしである。


3 世界観について

現代であり、日常が舞台となっている。

学校も出て来ることから、何か重要な意味があるのではないかと想像。

主人公に訪れたちょっとした非日常から、ある出会いを果たす。

ちょっとドキドキする展開のある物語である。


4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。

*情報を明かさないことによる意外性。あらすじだけでは分らなかった部分に意外性があり、読んでみなければわからない部分があるというのが、とても良い。

*もう一人の主人公との出会いは、ほんの小さな非日常。それがあったからこそ、二人は急接近したわけだがストーリーの流れがとてもナチュラル。単なる偶然ともいえる。

*主人公の性格が、言動よりわかって来る。

説明されるのではなく、人とのやり取りの中で自然と伝わってくるのがとても良い。

*その年代らしさがある。

性格によって変わるとは思うが、正義感というのは年と共に平穏で居たいという気持ちの方が勝り、段々と隠れていくように思う。学生のうちは、正しいことは正しい。間違っていることを間違っていると言えるものだと思う。それは、社会に出ると空気を読んで黙る方が得だったり、自分を守れたりという経験を積むせいもあるのではないだろうか?


5 お奨めしたい部分

両サイドで描かれており、互いがどんな風に相手を想っているのかわかって来る。つばきからすると、何故一般生徒の自分を生徒会長である聖奈が知っているのか謎。しかしその理由は聖奈サイドによって明かされていく。ちゃんと納得できる理由があったのである。二人はある出来事をきっかけに急激に仲良くなっていく。そして連絡先を交換するまでの仲になるのだが互いに秘密にしていることもあるのだ。互いに何を考えているのか分かる部分が見どころだと思う。


6 物語のその先を想像して

P11まで拝読。どのように二人が自分の秘密を明かすのかは想像できない。しかし物語は自然体に重点を置いていると思われるので、ちょっとした事件が起きるのではないかと想像する。例えば小説のメモを見てしまうなど。きっかけはホンの些細なことで二人の仲が更に深まるのではないかと予想する。


あなたも是非、お手に取られてみてくださいね。お奨めです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ