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エッセイ

ぶんちゃんのぶんぶんぶん

鳥が飛ぶのを

ぶんぶんぶんと表現したら

きっと笑われるだろう

怒られるかもしれない


それはハチだろw

鳥が飛ぶ時にそんな音しねーよww


するのである


ハチドリとかの話でもない

文鳥だ


我が家のペットの文鳥のぶんちゃんは

ぶんぶんぶんと羽を動かした


鳥の世界にいじめがあったら

ぶんちゃんは間違いなく

られっ子だ


ふつうの文鳥は

ぷるるるーっ

とか

ぱらららーっ

とか

腕を振るのである


心配だから

病院にも連れて行った

先生は言った


ぶんちゃんは

病気でも

特別変わっているわけでもありません

ただ

のろいんですね


のろすぎるのは

変わっているのと同じだ


あたしは部屋の中でぶんちゃんをよく飛ばせてあげた


こっちのカラーボックスから

あっちのぶんちゃんハウスまで

プチ冒険だよ

行っておいで


ぶんぶんぶん


ハウスまであと一歩

絨毯の上に着地

それでもドヤ顔

世界で一番かわいい天使みたい


もちろん他にも思い出はいっぱいある

でもぶんちゃんを思い出す時

まずはぶんぶんぶんが真っ先に浮かぶ

頑張ってハウスに届いた一回だけの

あの特別なドヤ顔が目に浮かぶ


他の誰も持たない

ぶんちゃんのぶんぶんぶん


今頃

天国の空を飛んでいるだろうか


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