1 始まりに
『妖精伝奇』と背景世界をほぼ同じくする、姉妹作品です。
ゆえに、再開して掲載します。
よろしくお願いいたします。
破滅が迫るのは明らか。でもまだ間に合うと信じる。
この滅びゆく世界でせめて人間らしく生きるために。
それが人間らしく死ぬためではないことを願わくは。
高慢な独善家は死だけを声高に主張賛美しそうだが。
個人の自由なくして世界の解放は無い。世界よ開け。
偽善と呼んでも欺瞞と呼んでも変わらない、構わない。
『魔法』……夢の話、おとぎ話。馬鹿げた話、ほんものの力。
誰も答えを知らないかに思えて、実はみんな知っている。
それは誰かが誰しもが、いつか見知った奇跡の話。
いつもどこでも普遍的に繰り返される、陳腐な愛の話。
当たり前過ぎて忘れ去られた、見えない真実の扉。
その鍵を貴方に。知ったなら忘れていい秘密の。
魔力は貴方と共にある。こころを澄ませれば。
貴方はもう魔法使い。心を開いて……
貴方は魔法を信じていますか?
それは子供の夢でしょうか。
御都合主義のおまじない、
愛するものへの切ない祈り。
迷信としても、捨てされない。
でも、騙されたくは無い。だから。
ここに記します、『ほんとうの』……
……魔法の奇跡を。
ありがとうございました。(^^♪
とりあえず、続きをお待ちくださいね。




