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異なる場所に転移する

作者: HTMS K&M
掲載日:2016/08/19

「異世界ぃぃ~~連れてけっ!」


 男が魔方陣の中で叫ぶ。


「………」


 しかし何も起こらない。


「ちょっと、あんた! ヒマしてるなら料理の手伝いぐらいして頂戴!」


 男の女房が魔法で薪に火をつけながら怒鳴る。

 すると男は慌てて


「もうこんな時間だ! 畑の見回り行ってくるから、じゃっ!」


 家を飛び出していった。



「ふぅ、危ない危ない。面倒な事になるとこだった」


 男は独り言を呟き畑に向かった。


「しかし、時間的にはちょっと早いし、さっきの続きでもするか」


 そう言うと男は魔方陣を書き出した。


「よし。続き続き。・・・異世界ぃぃ~~連れてけっ!」


 男の姿が消える。



 男は洞窟の中にいた。


「成功したのか?」


 男が洞窟から出るとそこは


「………なんとなく見覚えがあるな」


 男はまた魔方陣を書き


「異世界ぃぃ~~連れてけっ!」


 叫ぶ。男の姿が消える。



 男は草原にいた。

 周りを見渡すと男は


「とりあえず帰るか」


 と呟いた。

 男はまた魔方陣を書き


「元の世界にぃぃ~~戻れっ!」


 男の姿が消える。



 男は元の畑へと続く道に居た。


「戻ってきた」


 男はとりあえず畑仕事に向かった。




 畑仕事が終わり、男はさっきの続きをする。


「異世界!」


 男の姿が消える。



 男は家の前にいた。


「なんか、見覚えしかないけど入ってみるか」


 ドアを開け中に入ると


「あれっ! おかえり。ずいぶんと早く帰って来たね」


 男の女房がいた。

 男は異世界転移ではなく自世界転移をしていたのである。


 男はそれから異世界転移を諦めたのだった。


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