近衛生活初日
どうも、グラントムです。続きを書いて思ったのはスマホだと書くのがツライ事です。
パソがほしい
因みにナレーターさんはモブで今後は出ません
そして文化祭当日でい。
俺は衣装を着てプラスティックの剣を腰に下げ舞台裏に来ていた。
「なんか緊張して来たな。」
「台本通りにすれば終わるわよ。」
「うるせぇ、ナレーター。お前には分からんよ、帰宅部の視線の慣れなさを。」
「分からないわよ。まぁ劇を台無しにされたく無いし助言してあげる。」
「マジで?サンキュー!で、何?」
「あんた……。まあいいわ、観客を無視しなさい。どうせ舞台からなんかライトがあるから逆光で見えないわよ。」
「おぉ!そうか、ありがとさん。」
「じゃあね、頑張って。」
おーうと返事をしながら台本を見る、殺陣があるから段取りの確認しておかないと事故になるしな。
舞台からは魔王が俺を呼ぶ場面のセリフが聞こえる。サッサと終わらせて文化祭楽しみたいぜ。
舞台に光が満ちる、ライトが光ってるにしては明るいが道具係やライト係が頑張っているんだろう。
俺は光に飛び込んで行った。
side異世界
ある男が光に飛び込む少し前、こちらの世界では魔王と勇者が闘っていた。
魔王と勇者の剣が交錯し、剣がせめぎ合う、はたまた魔力がうねりぶつかり合い、魔王の城はヒビの入る音が、炎が飛び出せば水の塊が打ち消し、風が全てを切り裂かんと舞えば土の壁がそれを防ぐ。光が闇を打ち消そうとすれば闇がそれを飲み込む。
正に最終決戦、この世界の命運は魔王と勇者、いや2人の魔王と勇者の2対1の勝敗で決まる。
だが、それにも終わりが来た。
「これで終わりだ魔王達!僕の魔剣技をくらえ!『光翔聖剣斬』」
「くっ、お前はどいていろ!ハァァ『暗黒深淵斬』」
「なっ、兄さん!」
2つの魔剣技がぶつかり合い爆発する。
煙の中に立っていたのは勇者だった。
「兄さん!兄さん!」
駆け寄る魔王♀に蹴りを浴びせ、倒れている魔王♂に止めを刺そうとするが蹴りを浴びせた魔王♀が魔法を連続て放ち、勇者は躱していき魔王♂から遠ざける。
「兄さん!しっかりして!兄さん!お願い、誰でも良いから助けてよ!」
「いや、君達の負けだよ。」
「魔王の名に於いて命ずる!我が魔王軍の騎士、戦士達よ、我が召喚に応じ答えよ!」
「召喚魔法かい?無駄だよ、魔王である君達より強い魔族がいるわけ無いだろう、無駄な足掻きは止めて諦めろ。」
「召喚に応じ馳せ参じよ魔界最強の剣士よ!」
「もはや召喚魔法の定型文すら使わないとは最早万策尽きたか……。さらばだ!」
この最終決戦は勇者の勝ちに終わった
剣を振り下ろす勇者と魔王♀の間に魔法陣が発動しなければだが。