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序章

小説初心者(主に消費側)です。

下手くそですが、心優しく読んでいただければ幸いです。

この地球ではないいずれかの土地……。


発展を極めたその世界は、今まさに滅びようとしていた。

「駄目です!惑星核(コア)の暴走が止まりません。…残念ですが打つ手無しです…。」


「…そうか……。やむを得まい。元はと言えば我らの増長と傲慢が招いた結果なのだ。運命に従う他ない……。」


報告を受けた男は天を仰ぎ、諦めの表情を浮かべながら思う。


(我々は気がつくのが遅すぎた。自業自得とはこの事か…。しかし何とかしてあの方だけは!)


「我らのことはいい!だがあのお方だけはお救いせよ!…我らの希望はあのお方だけなのだから!」


「既に転生の術式は完成しております!ただ、時間的に試験調整は出来ておりませんが…。」


「かまわん!そんな事をしていれば間に合わん。すぐに発動させよ!」


「しかし!座標の固定もまだです!あまりにも危険すぎます!せめて…。」


科学者風の男が不安の表情を見せる。

それはそうだろう。今まで誰もやったことの無いことを、失敗が許されない上ぶっつけ本番で行うのだ。


「フェイよ、お前の言葉は尤もだ。ただ残念だが我々には時間がない。それにどの道我らは滅びる…。僅かな望みだがあのお方を救うにはこれしかないのだ。」

そんな彼を諭すように言う男。


フェイと呼ばれた科学者も分かっていた。

今しかないのだと…。


「…分かりました。皇帝陛下。

これより術式「転生の儀」を発動!ユグドラシル様を転生いたします!…神の御加護のあらんことを…。」


「…すまない。……無事をお祈り致しますぞ…ユグドラシル様……。」


そんな皇帝の声を後ろに聞きながら、フェイは機械に差し込まれた鍵を回す……。

皇帝と呼ばれた男と同じことを思いながら………。


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