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2.出来事



次の日、なぎさが話しかけてきた


「玲花ちゃんだっけ?

すごい可愛いね!!!」


可愛かったっけ…?


顔なんて良く見なかった


「そうだっけ?」


「なにいってんの?!学年で有名なのに」


そぅなのか…

知らなかった。



明日見てみようかな。





次の日

橘はすごく可愛い事に気づいた


今頃なのだろうが…




休み時間の出来事だった


机にお茶がこぼれてしまった



俺は

ハンカチとかティッシュを持っていなかった


もちろん他の男子なんて

そんな物は持っていなかった



あーめんどくせー


そんな風に思っていた



その時

左から声がした


「よかったら…どうぞ…。」


今にも消えそうな小さな声で

そう言って

ハンカチを貸してくれた



「あ、ありがとう。」



妙に緊張した


それに

あまり人には話しかけそうにない橘から

話しかけられ、助けてもらった事に

驚いた



次の日

ハンカチはもちろん洗って返した


「わざわざありがとうございました」



そう礼儀正しく言って橘は受け取った




礼儀正しく、けれど落ち着きがある

それに思いやりも…


それゃモテるなと思った



休み時間、

ふと橘を見るとなぎさと橘が話していた


いつも本を読んだり

ノートをまとめたりと真面目な姿しか

見たことのない橘がなぎさと話している時

笑顔を見せていた




別に普通の事だ



だがそんな橘の笑顔に

少しドキッとしたような気がした






そしてまた俺は部活仲間の輪に

戻った




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