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核肉摂食後にはじめてスマホを触ったのは、今日から3日前だった。
再び画面をストック or 補填の選択まで戻して、ストックを選択し消費する。
” 最初のグレードアップのために対象エリアに触れる ”
「服越しだとダメ?」
気分の問題な気もするが、おれってば意外と繊細だな。
エリア支配のためには一定面積以上皮膚で触れる必要があるらしい。
スマホを触っていた手の平で、机に触れる。
まぶっ!
机に触れた場所とスマホから強烈な黒と紫の光が輝きはじめ、瞬きする間に発光現象はコインランドリー中へと広がる。
……黒の光ってなんだよ。
チカチカする目を無理にでも開いて、すぐさまスマホを確認する。
画面の暗かったコインランドリーが明るくなっている。
支配した……次は。
最初のグレードアップ。
アプリ画面には、明るさの他に、左上に店舗Rank1の表示、それから右上にいわゆるハンバーガーメニューのアイコンが追加されていた。
店舗ランクをタップすると、アイコンの下に吹き出しでRankup条件が書かれている。
条件は、コスト:☆(グレード)5核肉の消費、または、店舗内でグレードポイント入手累計5を達成。
「チョッチ要領掴みづらいか?」
ヒラクはハンバーガーメニューをタップ、リストアイコンは次のとおり。
-ホームに戻る
-グレードアップ
-グレードダウン
-生成&統合
-分化
-退去
……これはオレが今、頭の中で思ってることができるとするなら、すごすぎる。




