(ボス&くろまめ)ミーコ捜索隊
『ミーコォ〜どこいったんだよぉ』と
ボスは大声でミーコの名前を呼びながら捜した。
『ボス〜、ミーコさんて確か
道覚えるの苦手だったよなぁ?
どっかで迷仔とかになってるのかも…』と
くろまめが言うと
『迷仔とかは、いくらなんでも
それは無いと思うぜ。
だって道覚えが苦手でも……って
あれ?!そういえばミーコって
どこに行くつもりなんだっけ?』と
ボスがルナが言ってた事を思い出しながら
くろまめに質問した。
すると、くろまめは
『えっ?行き先とか言ってたっけ?
【ミーコさんが居なくなったから捜してる】って
言ってただけだったと思うんだけど…』と応えた
『そうだったっけ?
まぁ、とにかくこの辺でミーコを見た猫は
居ないみたいだから隣町にまで行ってみようぜ。
あっちには、お前の友達も居るんだろ?!』
『あぁ、そうだな。隣町にはサスケが
居てるから暇だったらミーコさん捜しに
協力してもらうよう頼むよ』と
くろまめとボスの2匹は隣町へと向かった。
2匹が隣町に向かう途中も
会う猫、会う猫にミーコを見た猫が居ないか
聞きながら進んだ。
『ここからが、隣町だよ』とくろまめがボスに言うと
向こうから白猫が歩いてきた。
一瞬ボスは
『ミーコ、さん?』と声をかけそうになったが
その白猫が近づくにつれ
ミーコにしてはまだ小さくてっというより
ミーコとは別猫だった。
白猫は
ボスに向かって
『こんにちは。さっき、
【ミーコ】て聞こえたんだけど
ミーコさんのお知り合いの方ですか?』と
質問された。
ボスは『こんちは!ミーコを知ってるのか?
今どこに居るのか、おいらに教えてくれよ。』と
前のめりになって白猫に迫った。
白猫はボスに圧倒されながら
『ミーコさんなら、私の家に居ますよ。
あっ!私の名前はミルクって言います。
ところで、あなたは【くろまめさん】ですか?
兄がいつもお世話になってます。』と
言ってくろまめに頭をさげた。
『えっ?兄って、君はサスケの妹さん?
いや、妹はこのには居ないって言ってたけど…』
とくろまめが言うとミルクは
『サスケ兄さんとはこの町で知り合って
私は兄のように慕ってるの』と応えた