ミーコは何処へ
私はルナに
『ねぇ、行くって次はどこに行くの?
さっき茶々丸くんと話してたけど
何か判ったの?』と質問すると
『ミーコさん、茶々君にまぁ君の事を
聞きに来たみたい。
レオさんがお世話になったから
お礼がしたいって言ってたみたいよ』
『そうなんだね。
確か、レオ君が隣町の公園で
樹から落ちて倒れてるところを
サスケ君が助けてあげたんだよね。』と
私がルナに確認すると
『そうよ。
で、レオさんが記憶を無くしてるのを知って
隣町の集会でレオさんを知ってる猫を
捜したけど居なくて
サスケ君がまぁ君に相談して代わりに
まぁ君がこの町で捜してあげるって話しになって
この間の集会に連れて来てたの。
集会の日まで、まぁ君の家に居たみたいだから』と
ルナが言った
『じゃあ、ミーコちゃんは
くろまめ君の家に行ってるって事?
えっ?でもちょっと待って!?
さっき公園で、くろまめ君とボス君が居たけど
くろまめ君なにも言ってなかったよね!?
どういう事だろう?』と
私が疑問をルナに投げかけると
『あのね、ミーコさんはね。
落ち着いててシッカリして
頼りになるんだけど…
極度の方向音痴なの』とルナは言った
『えっ?ミーコちゃん、方向音痴なの?
っつか、ルナ、どうでも良いけど
あんた猫なのに【極度】なんて難しい言葉
よく知ってるね。
私でも、あまり使わない単語なのに』と私が
少し感心しながらルナに言うと
『【どうでも良い】なら別に良いじゃない。
それより今はミーコさんを捜さないと』と
的確な返事が返ってきた。
『そ、そうね。ミーコちゃん、
いったいどこに居るんだろう』と考えた末
私とルナはミーコちゃんの
【普段の】パトロールしてるルートを
辿る事にした。