創造(200文字小説)
様々な色が点在する物体。僕はそれを混ぜ合わせていた。
混沌。
全てのものはそこから生まれるのだという。このぐっちゃぐっちゃの中からやがて空気が生まれ、文化が生まれる。芸術が生まれ――やがて、安息だって生まれるのだ。
僕はそれを混ぜ合わせる。そろそろ頃合いだ。
今日はよく混ざった。きっと最高の芸術作品が生み出される事だろう。
それは僕から吐き出され、産み落とされる。
すばらしい。
思った瞬間、それは水に流された。
ありがちなネタで申し訳ありません。
しかも、下品だ。何でこんなものを書いたのだ、私。