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87.バカラ、またしても驚く

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



《バカラSide》


 一方、神聖皇国の大司教バカラはというと……。


 皇国内の大聖堂にいた。

 そこには大勢の聖職者達がいて、一斉に祝詞を唱えている。


 彼らの信仰心を束ねて、バカラは人の儀式魔法を発動させようとしていた。


「おまえら! もっとだ! もっと祈りを捧げるんだ!」


 バカラが声を荒らげる。

 彼の心にあるのは、主に敵対する存在、邪神アベル。


 アベルを領地ごと消し飛ばすため、この儀式魔法を完成させようとしていた。


 彼らの体からは、信仰心、そして、生命エネルギーが抜き取られている。

 それは皇国上空へと登っていく。


 上空には、1体の天使が浮かんでいた。

 大天使。

 天使の一つ上の位を持つ、存在。


 大天使には巨大な杖が握られている。

 杖先には聖なる光が集約している。


「よし! いいぞ! 大天使よ! 【天の矛】を発動せよ!」 


 バカラの命令により、大天使が杖を掲げる。

 いくつもの魔法陣が上空に天界。


「天の矛……発動ぉおおおおおお!」


 瞬間……。

 ビゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


 杖先から照射されるのは、巨大なレーザー。

 レーザーは空中で散会……。


 光るレーザーの矢となって、雨のごとく、デッドエンド領に降り注ぐ。


「ぎゃはっはあ! 天の矛は防御不可能のレーザー攻撃! いかにアベルが結界を張ろうと無意味! レーザーに打ち抜かれて、領民共々死亡! ご愁傷様ぁあああああ!」


 大天使がやがて、レーザーを撃つのを辞める。

 ぐふふ……とバカラは笑う。


「これでやつも、領民も、死んでるはずだろう。今頃全身穴だらけで死んでいるわい……おい! 【遠見の鏡】をもってこい!」


 部下が一枚の巨大な姿見を持ってくる。

 遠見の鏡といって、遠くの様子を映し出す魔道具だ。


 鏡の中には、デッドエンド領の様子が映し出される。


「やつらの領地は穴だらけになって……いなぃいいいいいいいいいいいいいいい!?」


 恐るべき光景が広がっていた。

 なんと、領地は無傷だったのだ。


「ば、ばばばばばかな!? そんな馬鹿な!? 天の矛は防御不可能のレーザーなのだぞぉお!? どうして無事なのだぁ!」

「ば、バカラ様……あれを……」


 部下のひとりが、領民の家を指さす。


神威鉄オリハルコンでは、ないでしょうか?」

「なにぃい!? 神威鉄オリハルコンの家だとぉ!?」


 よく見ると、領地内の建物すべてが、神威鉄オリハルコンのものになっているのがわかった。

 

「あ、ありえん……! お、神威鉄オリハルコンは稀少な鉱物なのだぞ!? 領地内の建物すべてを神威鉄オリハルコンで作るなんて、ふ、ふ、不可能だ!」


 しかし、天の矛を防げるとしたら、同じく神の力が宿る鉱物、神威鉄オリハルコンしかありえない。


 領地が無事である以上……。

 信じられないことだが、デッドエンドの領民の住まう建物は全て、神威鉄オリハルコン製であるとしか考えられない。


「いったい……どうなっているのだ!? 神威鉄オリハルコンはいったいいつから、低価格で出回るようになったのだぁ!?」 

【★大切なお知らせ】


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