表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

86/196

86.チート家



 天導の聖騎士たちが、領民(配下?)になった。

 正直別に、こいつらを領民にする気はなかったんだが……。


 しかし放置すると、天導の上の連中が、騎士達を殺すかもしれない。

 それはさすがに寝覚めが悪い……っていうことで、彼らも俺の元に置くことにしたのだ。


「兄貴、こいつらの住む場所っすけど、どーするっすか?」


 街の警備を任せている、モンバが俺に尋ねてきた。


「まあキムズカジーに頼むか……あいや、地方創生スキルを使うか」


 地方創生。

 創生スキル(ゼロから物体を作るスキル)のひとつだ。


 領民が増えることで、作れるものが増える。

 天導の騎士連中が領民になったことで、新しい建物が作れるようになった……はず。


「ええと、確認っと」


 俺の目の前に窓が出現する。

 そこには、作れるもの一覧が表示されていた……。


 ん?

 んんん?


「高品質な家……?」


 作れるもののなかに、高品質な家っていう見たことないものがあった。

 気になったので、ちょっと作ってみることにした。


「高品質な家……創生」


 すると、ミョーコゥの空き地に、立派な2階建ての家が、一瞬で建築されたではないか。

 しかも……んん?


「なんか……家が魔力を帯びてやしないか……?」


 今俺が作った家からは、かなりの量の魔力が内包されていた。

 マテオが俺の言葉を聞いて気になったのか、鑑定スキルを使う……。


「って、えええ!? べ、ベルさん……この家、神威鉄オリハルコンで作られてるさね!」

「なっ!? 神威鉄オリハルコンの家だって!?」


 神威鉄オリハルコンとは世界で最も硬い鉱石のことだ。


「人が増えて、ベルさんの地方創生スキルも進化したんだね。その結果、神威鉄オリハルコン製の家を、ノーリスクで創生できるようになったと」

「ええ……まじかよぉ……」


 まあ、何の縛りがないわけじゃない。

 地方創生は、あくまで俺の領内でのみ使えるスキルだ。


 ……が、そんな縛りあってないようなもんだ。

 神威鉄オリハルコンの家を、ほぼ無尽蔵に作れるんだぜ……?


「こんなんもうチートだ、チートじゃないか……」

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『カバンの勇者の異世界放浪旅~ハズレ勇者と王城から追放され、奈落に落とされた。でも実はカバンは何でも吸収できるし、異世界から何でも取り寄せられるチート武器だった。今更土下座されても戻る気はない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n9198it/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 完全にこの世界のオリハルコンの価値が大暴落していますね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ