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85.大量入信

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 天導の聖騎士がたくさん攻めてきたとさ。


「はぁ……どうしようこいつら」


 ミョーコゥの町中にて。

 天導の聖騎士達は、モンバたち自警団に捕縛されている。


 天導の連中はヤバい。

 暴れられても困るので……とりあえず、地下牢にでも突っ込んでおくか。


「死ね、邪神ぅ!」


 聖騎士のひとりが立ち上がると、斬りかかってきた。

 斬りかかる?


 ひょいっ。


「モンバ、おまえ、こいつらの武器回収してなかったのか……?」

「回収したっすよぉ!」


 でも、聖騎士連中の手には光る剣が……って、まさか!


「解:断罪剣です」

「やっぱりか!」


 断罪剣。

 まひろも使っていた、天導の連中の使うヤバい剣だ。


 自決用の剣……だって聞いていたんだが。


「消えろ邪神!「主にたてつく悪鬼め!」「断罪されるがいい!」


 断罪剣片手に、聖騎士たちが斬りかかってくる。


 ひょい。

 ひょい。

 ひょい。


「「「何故当たらない!?」」」

「いや、魔力を感知できるからさ俺……」


 魔力感知ができると、第六感で、敵の動きを感知できるのだ。

 視覚で得られる情報よりも、魔力を感知して得る情報の方が多い。


 360度見渡せるし、敵がどういう動きをしようとするのか、魔力の流れからわかるしな。

 って、それはどうでもいい。


「断罪剣でどうして斬りかかってくんだよ!」

「解:断罪剣は自決用であり、主の教えに逆らう人物を断罪するための剣でもあるのです」


 つまり、他人に対しても、断罪剣は使うってことか……?

 触れると即死する剣を?


「是:しかも使用者は死にます」

「こえええええええよ!」


 え、なに?

 断罪剣って……。


 相手を殺したら、自分も死ぬの?

 え、怖いんだが……。


 自決用っていうのなら、まだギリわかったけど……。

 教えに背くやつを殺し、使ったやつまで殺すって……。


 もはやそれ、呪いじゃねえかよ……。

 とんでもない武器を持たせてるな! 天導の連中!


 俺は敵の攻撃を除けながら思う。

 ……こいつら、本当に良いと思ってやってんのかな。


 だってもう断罪剣出してる時点で、自らが死ぬこと確定してるんだぜ?

 自分の命を燃やしてまで、主に仕えたいのかよ……?


 なんか、不憫なってきた。

 いや、命を狙われてる立場で、殺そうとしてきてるやつに対して、何そんな感情抱いてるんだよって話だが。


 しかし、主とかいう頭のオカシイやつの教えのせいで、死なねばならないっていう、聖騎士連中がなんだか可哀想に思えたのである。


 ……その呪縛から、解放してやりたい。

 俺は右手を前に出す。


完全回復リザレクション!」


 あらゆるケガ病気、そして呪いを、治し、元の状態に完全に戻す魔法。

 大賢神だいけんじんとなったことで、覚醒した最強の治癒の力を発動。


 パキィイイイイイイイイイイイイン!


 断罪剣が、一斉に壊れる。


「ど、どうなってるんだ!?」「断罪剣が消えた!?」「で、でも生きてる……!?」「なんで……!?」


 やっぱり、俺の解釈は正しかった。

 断罪剣は、呪術だ。


 使用者の命を奪い(あるいは削り)、強力な力を発動する、呪い。それが呪術。

 ならば、完全回復リザレクションで断罪剣を消し去ることができると、そう直感したのである。


「おまえら冷静になれ。他人の命令で、おまえらが死ぬことはないだろ?」


 自分の命の使い方は、自分で決めるべきだ。

 誰かが決めていいことじゃない。


「俺は邪神じゃない。一旦冷静になって……」


 どさっ!


「え!?」

「「「すみませんでした……!」」」


 天導の聖騎士連中が、俺の前で土下座した。

 え? え? なに……?


「命を狙ったというのに、命を助けてくださるなんて!」

「なんて慈悲深いおかた!」


「こんな素晴らしいお方が、邪神なわけがない!」

「わたしたちが間違っていました!」


 ……と、聖騎士連中は、俺に謝罪してきた。

 こ、心変わり早くね……?


「ま、まあ……わかればいいよ」

「「「「ありがとうございます、神さま……!」」」」


 か、神さま……?

 え、え、まさか……こいつらも、ですか……?


「良かったですね、マスター、もとい、魔法神アベール」

「あんたが無事で良かったよ、神アベール」


 ミネルヴァとマテオが、からかってくる。

 え、ええー……まじ?


 まじで聖騎士たち、まひろ同様に、入信したわけぇ?

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『カバンの勇者の異世界放浪旅~ハズレ勇者と王城から追放され、奈落に落とされた。でも実はカバンは何でも吸収できるし、異世界から何でも取り寄せられるチート武器だった。今更土下座されても戻る気はない』


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