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81.進化をもたらす神



 俺の力で、領地がとんでもないことになってる……。


「た、大変ですアベルさん!」


 街に戻ると、今度は弟子のティアが慌てていた。

 ものすっごく……嫌な予感がするんですが……。


「どうした?」

「家畜たちがとんでもないことに!」


 デッドエンドに住んでいるひとたちは、畜産を営んでいる。

 牛や馬を飼っているはずだが……。


 俺はティアとともに、領内の牧場へとやってきた。


「なんっじゃこりゃあ……!」


 柵の中には馬たちがいた。

 ……ただの馬じゃ無い。


「これって……ぺ、ペガサス!?」


 真っ白な体毛、そして背中からは翼が生えている……。

 どう見ても、幻獣の一種、ペガサスじゃねえか!!!!!


「この領地ってペガサスなんて飼ってたの……?」

「いえ! 空に七色の結界が包み込んだ瞬間、家畜に変化が訪れたそうです!」


 ティアが牧場主を連れてきて言う。

 牧場主はうなずきながら言う。


「ティア様の言うとおりです……。馬はペガサスになりました。そして牛は……」

「牛は……?」


 別の柵へと移動。 

 ほんとに、イヤーな予感しかしないよぉ?


 そしてたどり着いた牛の柵の中には……。


「は……? なんだこの牛……う、牛なのかこれ……?」


 巨大な牛がそこに居た。

 体毛がキラキラと、まるで宝石のように輝いてる。


 しかもでかい。

 ばかでかい。見上げてると首が痛くなるほどの大きさの牛……って、あほか!


「こんな牛がいるかっ!」

「解:宝石牛です」


「宝石牛ぅ……?」


 ……ん?

 どっかで聞いたことあるような……。


「って、まさか!? 宝石牛肉ジュエル・ビーフ!?」

「是:そのとおり。宝石牛とは、最高級の牛肉、宝石牛肉ジュエル・ビーフが取れる、肉用の牛です」


 なんだってぇ!?

 宝石牛肉っていえば、最高級レストランで出される、めちゃくちゃ美味い牛肉のことじゃねえか!


「なんで宝石牛なんてもんが、ここに……?」

「解:マスターの力の影響かと」


 極光結界の影響……?


「神の力で動物をワンランク上の存在に進化させたのかと」

「そんなこと可能なの!?」


 つーか、ペガサスって幻獣……モンスターの一種だよ!?

 馬が進化するわけないだろ!?


「是:通常なら不可能。しかしマスターの神の力が、生物に進化をもたらしたのです」

「まじっすか……」


 たしかに領民のじーさんばーさんたちは健康な体へと進化した。

 水は完全回復薬エリクサーに進化した。


 ……このように、俺の神の力が宿る結界内では、あらゆる生命はワンランク上の存在へと、進化する……。


「って、そんなことあるかぁあああああああああああ!」

「すごいですアベルさん!」

「そんなことあるかと言われても、事実です」


 まあそうだけどさ!

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