表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

70/196

70.天使って強かったのか?



 なんか天使とか言うのを倒した。

 ミョーコゥへと戻り、俺はとある場所を目指していた。


「ちょっと派手に作りすぎたかな……」


 そこは、ミョーコゥの外れ。

 罪人を入れておくための、牢屋だ。


 ミョーコゥの連中はみんな気の良い奴らだ。

 ここが使われることは、まあ無いだろうと思っていた。


 が、先日天導の聖職者がやってきた。

 そいつを今ここに、収監している。


 天使……と聞いて真っ先に思い浮かんだのは、神に仕えるという天導の連中だ。

 俺は情報を聞き出すべく、こいつの元を訪れたのだった。


「おおお! 神ぃ! おひさしゅうございますぅうううう!」

「【サンシィタ】」


 彼の名前はサンシィタ。

 天導教会てんどうきょうかいの聖職者だ。


 リッチー(ドゥーエ)を使って、悪巧みをしようとしていたところ、俺がそれを未然に防いだ。

 色々あって、サンシィタのやつは、俺のことを神と呼ぶようになったのだった。

 まあ、ドゥーエ(死者)を蘇生したんだ、神と呼ばれてもしょうがない……。

 事実俺には大賢神だいけんじんという神の力が宿っているしな。


 サンシィタがいるのは、ミョーコゥに設立された監獄のなか。

 これも地方創生スキルで作ったモノだ。

 領民が増えたおかげで、このほかにも、作れるモノが増えているのである。

 監獄の中はひろく、ベッドもトイレもある。


「私めのような卑しい人間を罰するのに、こんなにも快適な部屋を用意してくださり、誠に感謝もうしあげます!」


「快適かここ……?」


 ここに住めって言われても普通に嫌なんだが……。

 

「マスターの命を狙ってきたドブネズミの住処にしては、上等すぎるかと思います」


 ミネルヴァが切れ気味に言う。

 ドブネズミって……。


「まあいいや。サンシィタ。おまえに聞きたいことがあるんだ。天使についてだが」


 俺が状況を伝える。

 ミョーコゥ上空に、突如として、天使が現れたと。


「なるほど……それは、天導上層部も、本気と言うことでしょうな」

「どういうことだ?」


「天導には、【召喚結晶】と呼ばれる、超レアアイテムがあります。それを使うと、神の使い……天使を召喚することができるそうです」


 なるほど。

 そのアイテムを使って天使を呼び出した。


 だから、突如として天使が出現したように見えた訳か。


「なんでそんなレアアイテム使ってまで、天使を派遣してきたんだ?」

「私の帰りが遅かったからでしょうな。天導の聖職者、そしてリッチーを倒した、となればかなりの強敵」


「だから殺すって? おいおい物騒だな」


 天導ってそんな物騒な連中なんだろうか……?


「ええ。天導の基本は、【人外即滅】、です。神が作った人間以外は、敵であるという考えを持っているのです」

「思想ヤバすぎるだろ……」


 つまり、リッチーを殺すほどの力を持った存在(俺)=化け物=殺すみたいなことか?

 冗談はやめて欲しい……。


「俺は人げ……あー……」


 神でしたね……。


「しかし、天使が来たとなると、長い戦になりそうですな」

「ん? どういうことだ?」


「え? だって今天使の襲撃を受けているのでしょう?」

「いや、ワンパンで倒してきたけど……?」


 どさっ、とサンシィタが腰を抜かす。


「おおお! すごい! 天使を一撃で倒すとは! 凄すぎます! 神さま!」

「え、そんな凄いことなの……?」


「それはもちろん! 古竜ですら、天使に近づくだけで蒸発してしまう! それほどまでに天使は圧倒的な力を持っているのです!」


 なんか古竜さん、力の物差しにされて不憫だな……。

 しかし天使が強かったのか。あんま強く感じなかったな……。


【★☆大切なお願いがあります☆★】


少しでも、

「面白そう!」

「続きが気になる!」

「アベルツエエエ!!」


と思っていただけましたら、

広告の下↓にある【☆☆☆☆☆】から、

ポイントを入れてくださると嬉しいです!


★の数は皆さんの判断ですが、

★5をつけてもらえるとモチベがめちゃくちゃあがって、

最高の応援になります!


なにとぞ、ご協力お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] まあ、天「使」だからね。 賢神の段階で格下、ただの使い(それも最下級)だから…。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ