67.生きてるだけで魔法
俺の名前はアベル・D・キャスター。
辺境の土地デッドエンドの領主にて、辺境伯をしてる。
色々あって現在俺は、大賢神という新しい神の力を手に入れた。
いったいどこまで進化していくのだろうか……。
☆
俺はドゥーエ、ミネルヴァとともに、マテオの茶屋へとやってきた。
軽く今までの経緯を説明する。
「ほほぅ……じゃあ、この爆乳人妻は、ベルさんのおかげで復活したと」
爆乳人妻て。
まあたしかに、ドゥーエは結婚していた(婚約だっけ?)やつがいた。
人妻っちゃ人妻か。
そのうえ、たしかに胸がデカい。
俺の嫁たち(マテオ達)たちと比べると、かなり……デカい。
「まさかまたハーレムに、メンバーを加える気じゃ?」
「いやいやいや……もうさすがに手一杯だよ……」
ただでさえ、今持て余してるんだから、女を。
マテオ、ティア、ヒトミ、ゼーレン、ワイズマン……。
もう十分です。これ以上は俺が面倒見られません。
「あ……」
「え?」
ドゥーエ?
なんでそんな、すごく残念そうにしてるんだ……?
「……わたしなんじゃ、駄目ですよね。おばさんですし」
「い、いやそういうわけじゃなくてー……」
ど、どうしよう……。
するとマテオが、大きく、本当に大きくため息をついた。
「とりあえず、嫁を集めてくるさね」
「そ、そうだな……会議を開かないと……」
しかしみんな、デッドエンドの色んなところに散らばっている。
集まるのには時間が……。
そのときだった。
シュオンッ!
「「「え!?」」」
俺の前の前に、本契約してる嫁達が現れたのだ!
あ、あれぇ……?
「どうなってんだ……?」
「まさか……ベルさんが進化したから?」
「え、なに? どういうこと?」
「嫁をここに呼びたい、という思考が、魔法となってアウトプットされたってことだよ」
何言ってんだ!?
「聞いたことあるさね。高位の魔法使いは、呪文を唱えずとも、動作だけで魔法が使えると」
「そんなことできるのか……」
まあたしかに無詠唱魔法は、詠唱せずとも魔法が使えるしな。
「ベルさんの魔法力が高くなりすぎて、動作が魔法になっちまったんだよ。で、思考……つまり、こうしたいって念じただけで魔法が発動したと」
「まじか……」
どうやら、俺が望めば、望んだ魔法が勝手に発動するようになった……らしい。
「すごいです、アベルさん!」
「さすがでござるな!」
「師匠はすごいのじゃ!」
……みんな目をキラキラさせてるね、嫁達。
マテオが集めた理由を話すと……。
「「「…………」」」
すん……とみんなの目から、輝きが消えた!
どうしよう……。
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