210.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
マテオの茶屋。
閉店後の静かな店内で、俺とマテオ、そしてミネルヴァの三人による邪教徒対策会議が始まっていた。
「で、そもそもその『邪教徒』ってのは何者なんだい?」
カウンター越しにグラスを磨きながら、マテオが尋ねる。
俺の隣に座ってホットミルクを飲んでいたミネルヴァが、口の周りに白いヒゲを作りながら答えた。
「天から追放された、悪しき神々だよ。彼らが地上へ降り立ち、自分たちの餌――つまり『信仰心』を集める目的で作ったのが、邪教の教団なの」
「なるほど。なら、なんでその悪しき神様たちは、うちを……というか、ベルさんを狙うんだい、ミネルヴァ?」
マテオの疑問はもっともだ。
わざわざ俺に喧嘩を売らなくても、布教活動なら他所でこっそりやればいい。
ミネルヴァはマグカップを両手で包み込みながら、淡々と解説を続ける。
「より強い神を倒すことで、人々に『より強い恐怖』を抱かせることができるからだよ。恐怖はそのまま信仰に直結するの。強者を倒せば、味方である信者たちはより強い信仰心を手に入れる。だから、神は神を倒そうとするんだよ」
「……迷惑な話だ」
俺は深くため息をつき、テーブルの上で頬杖をついた。
神々の勝手なマウント取りに巻き込まれるなど、たまったものではない。
「まあいい。要するに、乗り込んでくる連中を俺が片っ端からやっつければいいわけだろ?」
「そうなるけど……神ならともかく、一般人相手はむずいだろ?」
マテオが呆れたように指摘する。
確かに、教団の幹部ならいざ知らず、末端の人間や狂信者たちを相手に、俺の規格外の力をぶっ放すわけにはいかない。
「それは……そうだな。かといって、ティアたち下の者に任せて危険に晒すわけにもいかんし。安心しろ、俺がちゃんと手加減するさ」
俺が肩をすくめて自信ありげに言うと、マテオはこれ見よがしに深く息を吐き出し、ジト目を向けてきた。
「あんたの『手加減』ほど信用ならない言葉はないねえ」
「失礼なやつだな」
俺たちは顔を見合わせ、夜の茶屋に苦笑を響かせるのだった。
【おしらせ】
※3/1(日)
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