196.小突く
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
暗器使いの邪神教団員と対峙する俺。
こいつが何を目的に動いているのかはわからん。だが、このまま野放しにすれば民に被害が及ぶかもしれない。
「悪いが――倒させてもらうぞ」
「やってみろ!」
相手は暗器と視線誘導の魔法を組み合わせ、死角から攻撃を繰り出してくる。
攻撃力そのものは大したことはない。だが、意識外から飛んでくる攻撃は防御が難しく、当たり所が悪ければ気絶すらありえる。
……冒険者としてそこそこ長くやってきたから、そういう戦いの知識は身に付いている。
さて。
やつは俺の意識をそらして攻撃してきた。右を向かされる。
ひょいっ。
「な!?」
ひょいひょいっ。
「ば、ばかな!? なぜ避けられる!?」
俺はやつの暗器を軽々と避けてみせた。驚愕に目を見開く相手。
ま、せっかくだし答えてやるか。俺は一歩ずつ近づいていく。
「簡単だよ。どこから攻撃が来るか、もうわかってるからさ」
「ば、バカな!? おまえは意識を誘導されてるんだぞ!?」
「おう。つまり、誘導された方向以外から攻撃が来るってことだろ? だったら最初から“そっち以外”に注意を置いておけばいいだけだ」
「だ、だが……意識が誘導された瞬間には、もう攻撃が届いているはず……!」
暗器が再び飛んでくる――が、やはり避ける。
「前にも言ったろ。おまえの魔力の動きを見れば、攻撃が来るタイミングなんて丸わかりだ。そこに誘導の方向ってヒントまで加われば……赤ん坊でも避けられる」
『いえ、パパ……それできるの、パパだけです……』
んえ? そうなの? まあいいや。俺ができるならそれで十分だ。
気づけば、俺はもう目の前まで詰めていた。
「これだけ接近されたら、暗器なんて意味ないな」
「ち、くしょぉおおおおお! ぶげぁああああああああ!」
魔力強化した拳で、軽く小突いてやった。
それだけで相手はきりもみ回転しながら吹っ飛び、木々を何十本もなぎ倒し、地面を何度もバウンドして――。
ずさささぁあああっ!
地面に大きな跡を残し、ようやく動かなくなった。
「あら……ちょっと小突いただけなんだが」
『パパは神なんですから、ちょっと小突いただけでもこうなりますよ』
「まじか……」
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