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193/196

193.盗賊



 森に侵入者らしい。 

 参ったね……。まあ、なんにせよ、ここのリーダーとして、対処しないといけないわけだ。しょうがない。


「ミネルヴァ、情報を」


 ミネルヴァがうなずいて、目を閉じる。

 スキル、全知全能を発動させる。


「どうやら、盗賊が奈落の森を横切ろうとしているようです。他国で盗んだ金品を、ゲータ・ニィガに下ろそうという魂胆らしいです」


 ……なるほど。


「あ、今馬車を捨てて逃げました。魔物に襲われていたようです」


 森にやってきたやつらが、魔物に襲われ、荷物を捨てて逃亡を図る……か。

 まあ、普通に犯罪者よねこいつら。


 まだこの国や、俺の土地で何か悪さしたわけじゃあないが。

 それでも、よそで悪いことした連中だ。


「ミネルヴァ、場所を指示してくれ。俺が捕まえる」


 ミネルヴァと意識をリンクさせる。元々彼女は俺のスキル、つまり一部なので、意識をつなげることは可能なのだ。


 目を閉じると、逃げ惑う盗賊連中が頭の中に入ってくる。

 いかにも柄の悪そうな連中が、無様に逃げていた。


「【転移】」


 俺は転移魔法でそいつらの前に出る。


「よぉ」

「「「ひぃい! な、なんだおまえぇ……!?」」」


 急に現れたから、盗賊達はびびってる様子。

「ここのリーダーだ。おまえらを捕縛させてもらうぜ」


 とりあえず氷の魔法で、こいつらの手足を固める。

 どさ、と奴らが倒れる。


「なんだ!? 急に手足が凍ったぞ!? どおうなってやがる!?」


 ああ、そういや高等テクなんだっけか、無詠唱。

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