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185/188

185.




 で、だ。


「ベルさん……どういうことかな……?」


 竜王国にて。

 俺は……石畳の上で正座をしている。


 俺の隣では、つやつや顔のアシュローン……。

 目の前には、鬼の形相のマテオさん……。


「あ、はい。その……やってしまいました……」

「……ただでさえ、お手つき女が多いのに、これ以上女増やしてどうするんだい……? しかも……相手は王族。どう責任とるつもりなのかい?」


 そう……そうだよなぁ。

 アシュローンも今や、国を治める一国の王。

 そんな王様相手に、やってしまったわけで……。


「パパ……」


 ミネルヴァもちょっと引いていた。ティアだけが「まあまあ」と言う。


「良いではありませんか。アベルさんの強い遺伝子が、増えることは、この世界にとって益をなすかと」

「ティア……」


 優しい子だなぁ……。


「いや、いや。あのね、今までと違って、今回相手は王族なのさ。王を孕ませたりでもしたら、どうするんだい!?」

「どうって……アシュローンさんもアベルファミリーに入れば良いのでは?」


 あ、アベルファミリー……?

 なんそれ??


「みなでアベルさんの女となり、仲良く暮らしましょう」

「いやいやいや……だから、相手は王族……」


 するとアシュローンが言う。


「難しいことなんてないだろう? 王の婿となればさ♡」


 ……………………はい?

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