182.聴いてない
アシュローンのとこで、宴会が開かれることになった。
と言ってもなあ。
「竜王国……半壊しちまってるしなぁ」
今回の騒動で、竜王国の国土は、闇に染まってしまった。
彼らが大切に育ててた作物とか、家畜とか、全部駄目になってしまっていたのだ。
「買ってくるよ」
とアシュローン。いやいや。
「んなことしなくてもだいじょうぶだって」
「は……? 何言って……」
「【再生】」
俺は再生魔法を発動させる。
瞬間、国土を覆い尽くすほどの、強烈な光が発生する。
それは壊れた竜王国の大地を即座に再生していった。
光は一瞬で消え……そこには、壊れる前の竜王国が広がってる。
「は、はは……アベル……なんか、もう神様みたいだわ……すげえとおりこして……なんか……やべえ……」
ん? あれ?
「アシュローン知らなかった? 俺、なんか今神らしいぜ?」
アシュローンはぽかんとした後……。
「きいてねえええええええええええええええええ!」
と叫ぶのだった。
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