172.闇の中へ
アシュローンの治める国、竜王国へと向かう俺。
今回は敵が未知数ってことで、俺一人で向かうことになったわけだが……。
「なんじゃこりゃ……?」
竜王国は空に浮かぶ島、空島ともいえる場所。
だが、空島を、黒い闇が覆っていたのだ。
「なんか、やばそう……」
直感で、こいつがやばいってのはわかる。
触れても大丈夫……じゃないようなきがする、勘だけども。
だが……よく見ると、闇魔法に近い術式が汲まれてることがわかった。
「あ、なんだ。魔法か」
魔法が相手ならなんとかできるぞ。
俺は全身に、対魔法障壁を張る。
闇魔法に特化した、魔法障壁だ。
「これでよし。んじゃ、入るか」
俺は闇に触れる。
ずぶ……と腕が沈んでいく。沼に手を突っ込んでいるような感触だ。
じゅうう……と結界を闇が浸食しようとする。
多分生身で入ったら、闇に飲まれていただろう。
ちゃんと対策を採っておいたおかげで、俺は死なずに済んだわけだ。
「いくぜ」
俺は闇の中に一気に入る。
まってろ、ミネルヴァ。
必ず助けてやるからな。
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