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162/196

162.事情



 上空にて。 

 俺は友人アシュローンの呪いを解いた。


「アベル! すまねえ! おまえに迷惑かけちまってよぉ!」


 上空にて。

 人間の姿になったアシュローンが、俺に頭を下げてくる。


 彼女はピュアの背中の上で土下座していた。何度も何度も頭下げる。こんなアシュローン初めてみた。本当に申し訳ないって思ってるんだろう。


「やめてくれよ、アシュローン。俺たち友達だろう? 困っていたら助けるのは当然さ」


 アシュローンとは同じパーティのメンバーだった。

 友達だ。助ける理由なんてない。心からそう思っている。


「あべるぅ~……うわーん! 結婚してぇ~!」

「なぜそうなる急に……」


 アシュローンが俺にくっついて、おろろんと涙を流す。


「結局何があったんだい?」


 マテオがアシュローンに尋ねる。

 

「おれらのシマに、妙な連中がやってきてよ」

「妙な連中……?」


「ああ。黒いフードで体を覆った、妙な連中だ」

「人間か?」

「わからない。妙な気配をしていたのは確かだ」


「そいつらにやられたのか?」

「面目ねえ……。あいつらおれの攻撃を完全に見切ってきてよ」


 ……なるほど。アシュローンは竜の頂点だ。

 並大抵のやつには負けない。それでも負けてしまったのはおそらく……。


「悪い、アシュローン。俺のせいだ」

「? どういうことだ?」

「多分敵は、全知全能ミネルヴァの力を使ったんだと思う」


 ミネルヴァは全知全能。

 敵の攻撃をすべて予想できるのだ。(質問に答えることで)


 アシュローンが負けたのは、ミネルヴァがいたから。つまりは、ミネルヴァの親である俺の責任でもある。


 ……よし。


「アシュローン。その連中のとこに連れてってくれ。俺がやっつける」


【★大切なお知らせ★】


新作

『虐げられてた片田舎の治癒師、自由気ままに生きる〜辺境の村で奴隷のようにこき使われてた私、助けた聖獣とともに村を出る。私が居なくなって大変お困りのようですが、知りません』


を投稿しました!


https://ncode.syosetu.com/n7876jj/

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