160.仕込み
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
上空に居る俺。
何者かに操られてるアシュローンと対峙している。
あいつは今本気で俺を殺そうとしてる。
ピュアたちを巻き込むわけにはいかねえな。
「ピュア、下がってろ」
ふわり、と俺は飛行魔法で飛び上がり、娘ドラゴンにそういう。
『ぴゅい! わかった! パパ……がんば!』
ピュアは凄い聞き分けがよかった。
よし、良い子だぞ。あとで頭をなでてやろう。
ピュアが俺たちの元から離れても、アシュローンは追いかけようとしなかった。
アシュローンの意志が残ってるからか。
あるいは、目の前のやつが無視できないだけか。
後者っぽいな。多分。
「こいよアシュローン。昔みたいに、けんかしようぜ」
「ギシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
アシュローンがツッコんでくる。
さすが神竜族。ドラゴンを超越したドラゴン。その王に君臨する女だけあって、体のスペックが高い。
通常のドラゴンの何十……何百……何千倍モノ強さと早さを持ち合わせている。
『ぴゅぃいい! はやいぃいいい!』
まだ子供のピュアには、敵の動きが目で追えていないらしい。
だが俺にははっきりとアシュローンが見て取れた。
「展開!」
俺は物理障壁を展開する。
だが……!
バキィイイイイイイイイイイン!
アシュローンはたやすく障壁をぶち破り、俺の元へツッコんできた。
「やるな、アシュローン。だが……終わりだ」
びたっ! とアシュローンの動きが止まる。
ひゅるうぅ……と音を立てて落ちていく。
俺は先回りして、両手でアシュローンを受けとめる。
ズンッ!
おっも……。だが、まあ持てない重さじゃあないな。
「ベルさん大丈夫かい!?」
ピュアの上から、マテオが心配そうな表情で尋ねてくる。
「ああ、平気だよ」
「よかった……。しかし……何だったんだい? ただの物理障壁だよね?」
「ああ。そこに、昏倒の魔法も込めておいたんだ。物理障壁がぶっこわれたら、それがトリガーとなって、魔法が発動するようにね」
「あいっかわらず……」
はぁ……とマテオが深々とため息をつく。
「魔法に魔法を仕込む? どうやってんだよそれ」
「え、普通にこう……ぐいっと。わかる?」
「わからないさね……。ま、あんたが凄いってことだけはわかるけどさ」
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