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153/196

153.もはやね



 ピュアの背に乗り空の上へ昇っていく俺たち。

 光は上へ、更に上へと伸びている。


「おいおいどこまで上にいけばいいんだよ」

「そ、そうだね……」


 ん?

 かたかた……とマテオが体を揺すって居るのがわかった。

 ティアも同様だ。


「どうしたんだ?」

「す、すみませんアベルさん。寒くて……」


 あ、そっか。

 ここ超上空だ。普通に寒いはず……なのだが。


「はえ? 俺、全然寒くないんだが?」

「「ああ……」」


 なんか諦めたみたいな顔になるマテオ&ティア!

 え、ど、どういうこと……?


「ピュア、寒くない?」

『ぴゅい! 全然!』


 竜であるからか、ピュアは寒さに耐性があるようだ。

 いやでも、だ。


 俺は?

 俺が寒さを感じてないのっておかしくない!?


「そらベルさん、神だから」

「だから!?」


「ほら、深い海の下でも無事だったんだろ?」

「あ、そ、そっすね……」


 海からかえったあと、深海には水圧というものが存在し、通常の人間はぺしゃんこになるって聞いた。

 でも、俺は無事だった。アレ今回も……?


「ベルさん神だから」

「やっぱりアベルさん、遠い人に……いや、神様になってしまいましたね……」


 ああ、うん。やっぱ人間じゃないのね俺……。

 まあいいけどね! もうね!


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