147.また神増えた
ま、まあ何にせよ、ネログーマの危機を救ったわけだ。
これで依頼達成っと。
「バーミーズ」
「…………」
ずっと無言で地面に突っ伏していた。
びくんびくんしていた。もうあまり描写しないからな!
俺はバーミーズを引っ張って、嫁達とともに龍脈移動。
ネログーマの適当な街へポイしておく。
「じゃ」
といって俺は嫁達とともにデッドエンドの街ミョーコゥへと帰ってきた。
「やぁっと帰ってきたぁ……」
なんかどっと疲れたよ……。
主に獣人、主にバーミーズとかのせいだな。
『ほぅ、ここが聖地か』
「な ん で お る の 君 ぃ?」
青龍がなんかいらっしゃった。
えええ!? ネログーマに置いてきたはずじゃ!?
『安心しろ。これは分体だ』
分体ぃ?
ミネルヴァに聞いてみる。
「解:神の分身のようなものです」
「な、なるほど……」
「ちなみにパパもできます」
「俺もできるの!?」
そんなこと!? え、神だから?
いや俺神の力を持った一般人ですから!
「し、しかしね青龍……何しに来たの? 君、元いた場所にかえりなよ」
『我が主のそばにいて、神気をいただきたく』
「神気を欲しい? そりゃまたどうして」
『生まれ変わったばかりで神気が足りていないのだ。頼む』
なるほど、パワーを補充するために、俺のそばにいたいと……。
「まあ、それくらいなら。本体は向こうにいるんだろ?」
『然り』
じゃあ、まあ、いいか……。
別に。
こうしてデッドエンドにまた一人、仲間が増えたのだった。
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