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146.神



 水神あらためて、青龍が爆誕した。

 俺……神をついに生み出してしまったようだ。


 ま、まあもうそれはね、おいとこうね。

 もう人間じゃなくなってるのはもういまさらっていうか……。


「えと……おまえ、なんで暴れたの?」

『悪神になっていたのだ』


「悪神?」


 ミネルヴァに検索してもらう。

 だが、ふるふると首を横に振るった。


 あ、秘匿されてる情報は閲覧できないんだっけか。


『悪神とは、地上に降りたことで、穢れてしまった神のことだ』


 青龍曰く……。

 神というのは本来地上に居てはいけないらしい(?!)。


 神は地上に居ると、人間たちが持つ負の念を取りこみ、凶暴化するとのこと。

 負の念を取りこみ暴走した神……それが、悪神なんだってさ。


「あ、あの青龍さんよ……神は地上に居ちゃいけないの……?」

『然り』


「俺……一応神らしいんだけど?」

『主は人間だろう? 神のごとき力を持った』


 あ、そ、そうかぁ……!

 そうだよなぁ!


 わっははは! そうだそうだよ人間だよぉお!


「ベルさん何喜んでるんだろうね?」

「解:きっと人間扱いされて喜んでいるのでしょう」

「なんか悲しいね……」

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